鳴門市議会 > 2003-12-03 >
12月03日-03号

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  1. 鳴門市議会 2003-12-03
    12月03日-03号


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    平成15年 12月定例会(第4回)          平成15年 鳴門市議会会議録 (第20号)           平成15年12月3日(会期19日中第6日目)              議 事 日 程 第 3 号第1 市政に対する一般質問    ──────────────────────────────────            本日の会議に付した事件日程第1 市政に対する一般質問    ──────────────────────────────────            出  席  議  員 (25名)  議長  佐  藤  絹  子  君  1番  橋  本  国  勝  君  3番  泉     理  彦  君  4番  工  藤  武  重  君  5番  野  田  粋  之  君  6番  坂  東  成  光  君  7番  矢  野  善  治  君  8番  山  本     秀  君  9番  横  井  茂  樹  君  10番  近  藤  龍  彦  君  11番  三  津  良  裕  君  12番  池  田  正  恵  君  13番  柿  本     公  君  14番  斎  藤  達  郎  君  15番  藤  田  茂  男  君  16番  宮  崎  光  明  君  17番  森     恒  吉  君  18番  松  下     保  君  19番  板  東  一  岳  君  20番  秋  岡  芳  郎  君  21番  川  田  達  司  君  22番  田  渕     豊  君  23番  中  西  久  雄  君  24番  秦  野     卓  君  25番  平  岡  朔  郎  君    ──────────────────────────────────            欠  席  議  員 (1名)  2番  明  野  尚  文  君    ──────────────────────────────────             説明のため出席した者  市長      亀 井 俊 明 君  助役      牧 田   久 君  収入役     潮 崎 焜 及 君  政策監総務部長事務取扱                             豊 井 泰 雄 君  企画調整部長  板 東 久 男 君  市民福祉部長  岩 瀬   肇 君  環境衛生部長  長 浜   宏 君  経済部長    塚 本 重 史 君  建設部長    小 倉 眞 穗 君  競艇部長    泉   和 久 君  水道部長    中 谷   宏 君  運輸部長    泉   良 一 君  消防長     矢 野 正 夫 君  福祉事務所長  藤 田   博 君  クリーンセンター建設推進局長          平 野 悦 男 君  総務部   総務部参事兼財政課長         総務課長   喜 多   哲 君          冨 田 崇 夫 君  教育長     森 本 繁 一 君  教育次長    岩久保 和 義 君  監査事務局長  福 居 達 夫 君  選管委事務局長 佐 藤 重 明 君    ──────────────────────────────────             議会事務局職員出席者  事務局長    田 淵   功    次長      中 野 直 人  主査      福 有 慎 二    係長      滝 川 勝 正    ──────────────────────────────────     午前10時1分 開議 ○議長(佐藤絹子君) 連日御参集御苦労でございます。 これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、お手元へ配付の議事日程表のとおりであります。 朗読は省略いたします。    ────────────────────────────────── △日程第1 市政に対する一般質問 ○議長(佐藤絹子君) 日程第1、市政に対する一般質問を続行いたします。 通告の順序に従って質問を許可いたします。 まず、1、板東病院について2、板東出張所について3、姉妹都市について             21番 川田達司君     〔21番 川田達司君登壇〕 ◆21番(川田達司君) 議長より登壇の許可をいただきましたので、通告に従い質問をしたいと思います。 私は6月議会並びに9月議会においては、本市の最重要課題であります新ごみ焼却施設建設について質問をさしていただきましたが、今議会は、まず第1に市立板東病院の民営化について、第2問目に板東出張所の廃止について、最後にドイツ・リューネブルク市との姉妹都市盟約30周年記念について、順次お尋ねをしてまいります。 まず最初に、市立板東病院の民営化についてであります。 今議会の冒頭において、平成14年度企業会計決算の審査内容について委員長より報告をされましたが、その特別委員会でも板東病院事業について議論され、理事者側より初めて公式に平成16年度より公設民営化、つまり民営化とする旨の報告があり、昨日の政友21代表野田議員の質問の中でも、市長より明確にその方向性が示されたところであります。 さらに、その大綱について、去る11月23日に板東地区自治振興会会長会議において計画案の一部が説明されるとともに、出席者の皆さんからの意見や要望を聴取をさせていただいたところであります。 また、11月25日の総務委員会において報告された本年後期行政改革実施計画の概要においても、公立の病院としてその維持が困難となったことから民間に移管すると明示されており、ここ数年、現在の本市財政状況からして板東病院の公設での存続が危惧され、地域住民や利用者の間では、板東病院の廃止論や民間委託になるのではといろいろとささやかれてまいりましたが、今まさにこの現実に直面し、昭和27年旧板東町立板東診療所として開設されて以来今日まで、地域住民を初め隣接他町の地域医療に貢献した病院として、大変大きな転換を迎えようとしているところであります。 平成14年度板東病院事業会計決算書では板東病院の年間利用者数は2万9,291人。その内訳は外来患者が2万4,624人で1日平均83.5人、入院患者が4,667人、1日平均12.8人が利用する地域医療としては本市にとって大変重要な事業であります。しかもここ数年、病院事業の収支を見ると、退職者などの特別な歳出がなければ、亀井院長を初めとする職員による内部改革により、収支バランスが好転していることもあり、そのような状況から、従来どおり公設として継続可能ではないかとの思いもするわけであります。 しかし、公設であることからして、一般病院と比較しても過剰な投資や、公設であるがゆえの人件費の負担増が今後大きな問題となるであろうことを想定すると、公設としての存続にはこれからの財政再建計画を進めていく上で非常に厳しい状況は否定できません。私も過日その実情についていろいろと聞いてまいりました。改めて公設としての継続の難しさについて認識をしたところであります。 そこで、苦渋の選択としてこの病院を残すことを最優先とするためには、地域住民や多くの利用者の皆さんが引き続き安心して診察や治療を受けられるためにも、今回示された民間への移管について、より詳しく具体的にお尋ねをしたいと思います。 本来、人の生命を託すべき医療機関の存続やその機能改革には、そこに従事する医師や看護師を初め、最も大切なそこを利用する患者、そして板東病院を長年支えてきた地域住民との事前協議や合意が必要不可欠であります。病院の今後のあり方を探る上で、医療という人命をあずかる事業として、さらに細部にわたって検討するには、特に十分な議論が必要であります。これまで板東病院のあり方については行政の水面下で検討されたことはあったと思いますが、今回公式かつ実際に板東病院を民営化することを断言され、唐突に企業会計決算審査特別委員会にその旨を報告されたことは、まことに残念であると感じます。 さきにも述べましたが、財政的には民営化せざるを得ないという発想自体は理解できるとしても、板東病院は公設であり、その方向づけをするには住民合意を図りながら決定すべきで、結論がさきに決定される手法には、何か釈然としたイメージがわかないところがあります。 例えば、施設一つをとりましても、公設というと賃貸借をまず一番に想定しますが、昨今の医療技術の進歩に従い医療機器も高度に発展したことから、それら医療機器が板東病院施設と一体となっている部分もかなりあり、また築27年を経過した建物の改良も当然必要となってまいります。しかし、病院という特殊な施設は本市の他の施設と同等に扱うことはできないし、それだけに今後の板東病院運営全般にわたる具体的な内容が確実に約束され、明らかにすべきであると考えます。 そこで、第1番目として、なぜ短期間のうちに公設を断念し民営と判断されたのか、その理由やその経緯をあわせてお伺いをいたします。 また、板東病院の民営化の具体的内容については、委託あるいは経営移譲などの事業形態を明らかにした上で、民営化される板東病院の事業主をどのような方法で選定し、さらには現在の職員の配置転換先や臨時職員への就労の確保など、対応についてお伺いをいたします。 次に、3点目としては、民営化するには平成14年度末現在の累積特別損失金約4億6,600万円余りの処理が必要となりますが、その財源確保はどのようにするのか、お伺いをいたします。 既に作業が一部進行しており、継続中の作業もあるとは思いますが、より具体的にお答えをいただきたいと思います。 続いて、板東出張所の廃止についてお尋ねをいたします。 今鳴門市が推進しようとする行政改革は、野球に例えれば、コントロールの悪いピッチャーから次々と投げられるボールをキャッチャーが必死になって受けているようなものであります。つまり本市がやろうとする行政改革は、一番大事な協力者となるべく市民に対し、改革の趣旨や事前説明など十分な協議や理解がなされないまま、施行期日だけが決定された施策が次々と市民の皆さんに投げられているようなものであります。さきの板東病院の問題についてもしかり、今後もこのような方法で行政改革の名において進められていくことに大変不安を感じるところであります。 平成17年度には、準用財政再建団体転落の危機にある本市の財政状況を思うと、さきに示された平成15年度後期に目指す行政改革は避けて通ることのできないことは、私自身も十分承知をしておりますが、そこで本市の出先機関として残る板東出張所の廃止についても、さきの板東病院と同様、11月23日に自治会会長会でその内容が示され、平成16年4月より板東連絡所となるとのことでありました。 約6,500人余りの板東地区を対象とした板東出張所は、本庁まで約10キロを要し、今後ますます高齢化が加速される中、弱者に対する配慮や地区住民からの要望も満たされないまま廃止されることについては、納得しがたい点が多々あります。 出張所の本来の目的は、行政側からすれば、まさに市民サービスの原点であり、その機能は多岐にわたり、本庁業務では得られない地区住民の心のよりどころでもあります。それは出張所としての業務のほかに地域広報やNPO活動地区自治会各種サークルを初め自然環境保全グループなど、さまざまな活動拠点の役目を支援すべきことからしても、ますます引き続き必要とされるところであります。 これまでに廃止された出張所と比較はできませんが、ある自治会会長の言葉をかりれば、改革とは行政と市民、互いがよくなることが前提であります。地区住民の皆さんからすれば、古くは板東町役場として親しまれてきた今の出張所を残すという改革もあるのではないかと考えます。 しかしながら、一方では、財政の自立を前提とした地方分権時代においては、鳴門市の行政組織のスリム化も避けて通れません。したがいまして、高齢者を初めとする地域住民と市行政との結節点としての役割を果たしてきた出張所にかわる新たな環境が構築されなければならないということになります。 そこで、新たな取り組みとして提案するのですが、地域に根差したNPO法人を育成し、本庁との連携を促進して地域発展につなげるという方法や、最近よく各方面で触れられるITを有効活用して行政ニーズにこたえていくという考えがないか、お伺いをいたします。 次に、平成16年にドイツ・リューネブルク市との姉妹都市盟約30周年記念を迎える記念事業についてお伺いをいたします。 私は去る10月26日に開催されたドイツ館周辺でのドイチェス・フェストinなるとに参加、見学をさせていただきました。当日は天候にも恵まれ、さぞ大勢の方が楽しんでおられるとの思いで参りましたが、平成6年から始まったドイチェス・フェストinなるとも補助金の減額等により期間の短縮を余儀なくされ、本市西部最大交流イベントも、今では単なる秋祭りとなっているのが現状であり、残念なことに全くの期待外れで、実行委員会の方々からも、過去最低の人出とのことでありました。 今年8月、亀井市長はドイツ・リューネブルク市での第15回姉妹都市親善使節団団長として参加をされ、来年には鳴門市においてリューネブルク市から親善使節団を迎えての記念事業を予定しているとのことでありますが、国際交流にはだれよりも深い思いを持つ亀井市長として、姉妹都市盟約30周年という大きな節目に当たり、地域活性化を含め、リューネブルク市から来られる親善使節団の皆さんに楽しく、そして感動と思い出に残る記念事業として、ぜひとも来年のドイチェス・フェストinなるととの共同企画をしてはどうか、このような観点から、どのような記念事業を計画される予定なのか、お伺いをいたします。     〔市長 亀井俊明君登壇〕 ◎市長(亀井俊明君) 創鳴志民クラブ川田議員の御質問にお答えを申し上げます。 まず、板東病院の将来についてでございます。 板東病院は昭和27年4月1日、旧板東町に町立診療所として開設され、昭和42年1月1日からは鳴門市立板東病院として今日まで半世紀余りにわたりまして、ベッド数20床の地域医療の拠点病院として診療を続けてまいったところでございます。 これまで地域医療の中核的公立病院として存続するためにさまざまな努力を続けてまいったわけでございますが、近年医療行政を取り巻く環境は激変をいたしておりまして、たび重なる制度改正、診療報酬基準、薬価基準の引き下げなど、経営環境は極めて厳しいものがあるわけでございます。 市立板東病院におきましては、財政の健全化を図るため診療時間の延長などによりまして累積赤字の解消に向け、院長を中心に関係者が鋭意取り組んでまいったところでございます。しかしながら、本年8月末をもちまして医師1名が退職をされました。病院として存続していくため、あと後任の医師の派遣を大学病院に何度も依頼に参ったわけでございますが、最近の医師不足に加えまして、来年度から実施が予定されております新医師臨床研修制度の導入の影響もございます。新しい医師の派遣が困難な状況でございました。 現状のままでは医療法第21条の規定により病院として継続していくことは厳しく、また診療所としても公立では、人件費等経費面でこれ以上削減することは容易でもございません。加えまして、診療報酬の一層の引き下げが予想されるなど、赤字経営が免れそうもない状況でございます。 しかしながら、ただいま川田議員の御指摘にもございましたように、地域の皆さん方にとりましては入院ベッドのある、20床としての地域の拠点病院としての役割を果たしてまいった板東病院でございますから、私どもも何とかこの病院を存続させたい。関係機関や関係する方々とも協議を重ねてまいったことは、ただいまも申し上げたとおりでございます。こうした中にありまして、板東病院を何とか経営形態を変えた中にありましても、地域の診療所として地域医療のお役に立てる病院として存続する方法を模索をしてまいったわけでございます。 先ほどお話がございましたように、市といたしましては、こうした中にありまして、入院ベッドのある病院として残すことのできる手法として、経営を民間移管するとの苦渋の決断をいたしたところでございます。 経営を民間移管するということになりますと、この経営を民間の医師にお願いをすることになるわけでございますが、経営をお願いをする医師につきましては、市といたしましては、公募してその医師を決定するというのが本来的な基本でございます。しかしながら、ただいまの川田議員の御指摘もございましたように、地域の皆様方の御意向などを考慮いたしますと、地域の皆様方、患者の信頼の厚い現病院長に引き続き入院施設のある診療所としてお願いができればと、私どもは現在考えておるところでございます。 職員の異動につきましては、本人の希望を十分聞きながら対応してまいりたいと考えております。 累積欠損金の処理財源についてでございます。 御指摘のように、平成14年度決算におきまして、未処理欠損金は約4億6,000万円でございます。今年度末におきましても単年度純損失が予測をされております。未処理欠損金につきましては、本年度末に一般会計等において補てんをいたす方向で検討中でございますので、御理解を賜りたいと存じます。 板東病院を御利用されておられる地域の皆さん方にとりましては、いろいろな御心配があられることと思いますが、何とか入院施設のある診療所として存続をさせる唯一の方法だと、私どもは苦渋の決断をいたしたところでございますので、関係者の皆様方にも御理解を賜りまして、スムーズな診療が継続されていきますよう御協力と御理解を賜りたいと存じます。     〔企画調整部長 板東久男君登壇〕 ◎企画調整部長(板東久男君) 私からはドイツ・リューネブルク市との盟約30周年記念行事についての御質問に御答弁を申し上げます。 鳴門市とドイツのきずなは、第1次世界大戦という苦しみの中で、板東俘虜収容所に収容されていたドイツ兵士約1,000人と地元の人たちとの間に芽生えた国境を越えた友愛から始まりました。こうした国際的友好を発展させ、未来に伝えようと、昭和47年5月、旧ドイツ館を建設、これが縁となりまして昭和49年4月にドイツ連邦共和国リューネブルク市と姉妹都市盟約の締結が行われました。以来、現在まで親善使節団を結成いたしまして、両市合わせて延べ1,000名以上の市民が相互訪問を行うなど、市民主体の交流が展開されてきたところでございます。そうした交流が継続されました結果、来年は姉妹都市盟約30周年の記念すべき節目の年を迎えることになります。 そこで、第15回リューネブルク親善使節団の訪問にあわせまして、来年10月上旬、姉妹都市盟約30周年の記念イベントを行いたいと考えておりまして、その中核イベントといたしまして、議員御提案のとおり、ドイチェス・フェストinなるとを位置づける予定にいたしております。 現在のドイチェス・フェストinなるとは、地元大麻町商工会や市内各団体を中心に地域ぐるみ実行委員会が組織されまして、地域との連携、協働により開催されております。実行委員会では、現在のような厳しい財政状況下であっても、よりすばらしいイベントが開催できないかと、ドイツ村公園を創る会などと連携を深めておりまして、さまざまな可能性を視野に御検討いただいているところでございます。 また、ドイチェス・フェストinなると以外の記念事業といたしましては、市民同士の交流を行っております鳴門市美術協会とリューネブルクパレット会との合同絵画展や、独日文化交流育英会からいただきましたドイツ菩提樹の植樹式、俘虜の子孫から寄贈をいただきました資料の資料展などを開催いたしまして、本市とドイツとの交流の原点となった板東俘虜収容所を紹介する予定でございます。 今後も関係団体の皆様方との共同企画などを検討するなど、子供たちも含む幅広い年齢層を楽しんで参加できるようなすばらしいイベントとなりますよう工夫してまいりたいと考えておりますので、御理解賜りたいと存じます。     〔市民福祉部長 岩瀬 肇君登壇〕 ◎市民福祉部長(岩瀬肇君) 川田議員からの御質問、板東出張所の廃止について御答弁させていただきます。 鳴門市行政改革大綱を基本といたしまして、平成12年に里浦、鳴門の2出張所を、また13年には堀江、瀬戸、北灘の3出張所を連絡所に移行し、組織機構の簡素化に努めてまいりましたが、板東出張所に関しましては、さまざまな事情により、地元の皆様方に対しての御説明や十分な協議が行われないままに今日に至ったわけでございます。その間、平成14年4月には戸籍事務の電算化に伴いまして本庁市民課での事務が一元化され、出張所での事務は半減しております。一方、戸籍謄抄本の交付は出張所でも市内どこの連絡所でも短時間で受けることができるなど、市民サービスは向上いたしております。 板東出張所が連絡所に移行いたしましても、住民票の交付や戸籍謄抄本の交付、印鑑証明書の発行など、今までどおり現在の場所で、ほとんどの業務はサービスを低下させることなく、他の連絡所同様に御提供できるものと考えております。 また、御高齢者の多い地理的にも遠い板東、堀江、堂浦の各郵便局管内におきましては、電話などの要求によりまして外務員が御自宅まで交付申請書を持参するサービスも実施しており、御指摘のありました市税や保険料などにつきましては、お近くの金融機関、農協や郵便局などを御利用いただきたいと考えております。 次に、NPO法人の窓口業務での活用につきましては、個人情報の保護の観点から戸籍法、住民基本台帳法などを勘案いたしまして、今後とも研究してまいりたいと存じます。 板東地区の歴史、文化の中心として地域社会に貢献してまいりました板東出張所の存在は、地区の皆様方にとりまして格別のものがあろうかと推察いたすところではございますが、今日の情報化の進展や社会構造の変化の中で行政改革の一環として取り組みを進めてまいりたいと考えますので、御理解を賜りたいと存じます。 連絡所への移行に際しましては、板東地区における福祉活動、社会活動の後退を来さないように配慮しながら、地元の皆様方の御理解を得られるように十分な説明と協議を重ねてまいりたいと考えていますので、御理解と御協力を賜りますようお願い申し上げます。     〔21番 川田達司君登壇〕 ◆21番(川田達司君) それぞれ御答弁をいただきましたので、まとめなり要望をさせていただきたいと思います。 去る10月7日に私ども会派で、皆さん方御存じの武蔵の里として知られる岡山県大原町に地域活性化を目的に視察をさせていただいたことがあります。大原町の事務局によりますと、この大原町にも公設病院があり、その存続に対する補助金が全体の財政に対する負担が大変大きくなり、議会においてもたびたび議論されているとのことでありました。今まさに全国自治体での公設病院事業は大変厳しく、大きな転換を求められているところでもあります。 先ほどの答弁では、板東病院も公設での存続について以前から議論されており、いずれ近い将来、いずれかの選択をしなければならないとはいえ、9月から今日まで医師の補充や派遣ができないこととあわせて、今後の財政負担と相まって板東病院の民営化が加速された気がいたします。 答弁の中には、公設及び民営化、いずれも具体的な数字、すなわち比較対象となる理由づけが示されておりませんが、これではここに至る経緯としては納得をしがたいものがあります。さらに、9月より医師1名が退職後、病院としての正規の機能を果たせているのかとの心配もするわけであります。 地元住民や現在板東病院を利用する患者の皆さんのためには、一日も早く、そして安心して治療を受けられるよう、確固たる方向性を示すべきで、答弁によりますと、板東病院を診療所として入院設備を備えた上で板東病院事業を現在の亀井院長に引き継ぎたいとのことであります。11月23日の地元自治会での事前説明においても、公設化また民営化の意見に加え、どなたが板東病院の事業を引き継ぐのかとの意見もありましたが、大半の皆様から現院長であってほしいとのことでありました。 現在板東病院を利用されている多くの患者は、亀井院長の治療技術はもちろんのこと、医師としての人柄に対しても全幅の信頼を寄せる人望厚い方であり、先ほどの答弁にもありましたが、民営化イコール公募という公正なルールは私も十分承知をしておりますが、地域医療というのは一夜にしてできるものではありません。長い間の信頼の積み重ねを必要とする病院事業であります。そのような観点から、地域の声としてスムーズに現院長への事務引き継ぎができるよう、強く要望をしておきます。 次に、当然のことながら、民営化となるには現在ある4億6,600万円と合わせ、本年末の会計決算処理での資産も含めた特別欠損金の処理が必要であり、本市にとって大変厳しい財源ではありますが、適正なる処理をしていただきますよう要望して了といたします。 続いて、民営となる事業計画、いわゆる細部の内容については短期間で解決しなければならない事項がたくさん発生してくると予想されます。例えば施設、不動産の貸与条件、期間、入院設備の確保や診療科目など、後々まで問題が残らないよう慎重に協議し、その内容については、結果でなく経過を随時担当委員会等に報告することを要望し了といたしますが、引き続き今後この問題については注視をしてまいります。 次に、職員の適正な異動や臨時職員の就労の確保でありますが、板東病院の民営化となることについて、職員への事前協議もなく突然のことで、大変不安を抱えていることも職員から直接聞いております。運営方法の結果はともかくとして、理事者として病院事業を今後どのようにするのか、大変デリケートな時期と重なったことで、職員に明確にできなかったことは理解できますが、民営化されるまでにも人の命をあずかる大事な職場であり、それを支える職員であります。このような不安な状況で、それこそ取り返しのつかない事故が発生するようなことがあっては大変であります。今後とも引き続き職員との協議を重ね、行政の責任において職員の適正配置とあわせ、臨時職員の引き続き就労の確保に全力での取り組みを強く要望し了としておきます。 ここで再確認をしておきますが、いずれにしろ、長い歴史ある地域医療機関として板東病院を今後も引き続き継続するという大前提で、利用者や地域住民との、なお一層の協議を重ね、板東病院での実情を十分に説明し、合意形成の上、今後取り組んでいくこと、また議会及び担当委員会への公開を要望して、板東病院の民営化関連について終わらしていただきます。 次に、板東出張所の廃止について御答弁をいただきましたが、御答弁では、連絡所となっても大きな不便はありませんよ、市民サービスの低下もなく、出張所としてあるのは板東だけだから行革の名において廃止をします。こういうことであります。 私が引き続き出張所として存続を求めるのは、本来なら議員として本市の行財政改革を積極的に取り組み推進をしていかなければならない立場であります。しかし、さきの質問でもその理由を申し上げましたが、行革をやればやるほど、その一部は市民の皆さんに協力を求めることになります。協力を求めるその先は、各地区自治会や、本市のために積極的に支えとしてあるさまざまなグループや団体であります。そのような本市を支えようとする人たちの拠点として、適正な人員配置や行政支援の出張所として、従来どおり存続できないか、お尋ねをしたわけであります。 板東出張所の連絡所への移行について、以前から行革大綱に含まれており承知はいたしておりますが、それに逆行するとの皆さんからの御批判はあるとは思いますが、決定したから絶対にやるんだではなく、時には、時代とともに見直しや住民の声を聞きながら方向転換する鷹揚さも必要であります。先ほどいただいた答弁では、どうしても実施するとの意向に変わりはないような答弁しかいただけませんが、あえて申し上げたいと思います。 去る11月30日投票のありました阿南市の市長選挙がございます。新しく市長になられた岩浅市長が「住民に身近な市役所に」という一つの公約を掲げております。このことからして、逆に出張所の廃止というのは、本市において逆に遠く離れていくような思いがするわけであります。 今後進める地元自治会との協議で、多くの提言や要望があるとは思います。行政としてその意見が今後十分反映されるよう、重ねて要望しておきたいと思います。 最後に、リューネブルク市との姉妹都市盟約30周年記念事業について御答弁をいただき、地区住民の一人として大変期待をするところであります。財政難からこのような姉妹都市交流そのものが中止や中断になってはおりますが、現在まで約1,000名以上の交流と、本市から親善使節団で参加された人たちからも、今後もぜひ続けてほしいとのことであります。あわせて、このような交流の文化は、後々まで引き継いでいくことも大切であります。その意味から、今回要望させていただきました。 そこで、ドイツ村公園をつくる会に参画をしておられる各種グループとの30周年記念事業企画について、いろいろな提言、提案をいただき、ぜひこの記念事業が盛大に、そして地元活性化の一助として成功するための支援を強く要望し、私の全質問を終わらせていただきたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(佐藤絹子君) 次に、1、衛生行政について2、観光行政について3、教育行政について             11番 三津良裕君     〔11番 三津良裕君登壇〕 ◆11番(三津良裕君) 議長の許可をいただきましたので、通告に従い質問いたします。 1つ、衛生行政について、2つ、観光行政について、3つ、教育行政についてであります。 昨日の各会派の代表質問の中の何点かと重複するような質問もあろうかと思います。それぞれに視点が違うことで、それだけ関心が高い課題であるということで御容赦いただきながら質問してまいります。 まず、衛生行政についてでございますが、焼却炉の機種の選定について、可燃ごみについて、それと新ごみ処理施設への工事用進入路とごみ収集車の搬入路建設について質問いたします。 鳴門市は行政事業の情報を広く市民に公開するという基本姿勢、基本理念を掲げて、平成14年4月1日から鳴門市情報公開条例を施行しました。その条例制定の目的、そしてその基本姿勢に沿って鳴門市議会の委員会の審議も公開されていますし、テレビ鳴門の放送や広報なるとの記事を通して鳴門市の行政事業がどこでどのように決定され、どのように進められていくのか、その過程を広く市民に明らかにしているのであります。 さて、今市民の多くの皆さんは、鳴門市の財政問題と新ごみ焼却施設の建設について強い関心を寄せております。特に新ごみ処理施設建設に関するさまざまな決定事項について、その中の焼却炉の機種の選定について、市民の皆さんは、なぜそうなったのか、いつ決まったのか、なぜそのようにしていくのか、この点を知りたいと願っております。 そこで、市民の皆さんにわかりやすく明らかにしていくという観点に立って、このたび質問をしてまいります。 私は前回の第3回定例会の質問において「鳴門市・藍住町環境施設組合が解散され、鳴門市単独で新ごみ焼却施設を建設することになったが、鳴門市独自のごみ処理基本計画が策定されていない中で、なぜ焼却炉がガス化溶融炉なのか、そしてまたメーカー選定審査会は、なぜ最初からガス化溶融炉ありきで審査するのか」、このように質問いたしました。 市長の御答弁は「平成10年12月17日、鳴門市・藍住町環境施設組合の一般廃棄物処理計画審議会の熱分解ガス化溶融炉が適当であるとの答申を受けて、平成11年2月16日に開会された鳴門市・藍住町環境施設組合の第1回定例会において、鳴門市・藍住町環境施設組合としての焼却炉は溶融炉であると決定され、その後、鳴門市としては藍住町との組合を解散しても、鳴門市・藍住町環境施設組合がガス化溶融炉に決定したことを踏襲して、鳴門市もガス化溶融炉に決めている」、このような御答弁でありました。 そして、同じく前回の第3回定例会で、市長は所信表明において「平成14年3月20日に出された鳴門市・藍住町環境施設組合の施設整備委員会の答申を踏まえて3タイプ4方式の実績を有するメーカーの中から本市に最も適したメーカーを選定していただくため、鳴門市新ごみ焼却施設メーカー選定審査会を発足しました」と、このように述べられました。 以上のことからわかりますように、鳴門市単独となり、鳴門市独自で審査もしていないのになぜ鳴門市は熱分解ガス化溶融炉にするのか。それは鳴門市・藍住町環境施設組合の一般廃棄物処理計画審議会の答申を踏襲しているからであり、そして、どの処理方法なのか、シャフト式なのか、キルン式なのか、流動床式なのか、鳴門市独自としてどれを選定するのか、それは鳴門市・藍住町環境施設組合の施設整備委員会の答申を踏まえてである。こういうことであります。 さて、ここで質問ですが、それならば、鳴門市・藍住町環境施設組合の施設整備委員会での答申、その答申の中に「ごみ処理施設の処理方法はシャフト式(ただしコークスを使用する方法)、シャフト式が最も適している」と言っていますが、この最も適しているという答申をどのように踏まえるのでしょうか、御答弁により再問いたします。 次の質問ですが、可燃ごみについてであります。 これから先、どのようにごみを減量していくのか、ごみをいつまで燃やすのかについて質問いたします。 ごみを燃やすと言いましても、燃やすことそのものに3つの考え方があります。すなわち、1つには、何でも燃やす。2つに、燃やせるごみは燃やす。そして3つ目に、燃やさなければならないごみだから燃やす。この3つであります。 先日、11月7日の産業環境委員会に提出されましたごみ処理基本計画、これはまだ案ではありますが、そこには鳴門市としてのごみ行政についての基本姿勢が明示されています。しかし、ここに示された基本姿勢は、今までと同じ考え方であります。燃やせるごみは燃やすという姿勢であります。将来に向かって鳴門市として、燃やさなければならないごみだから仕方なく燃やすんだ、そういう姿勢ではないのであります。 34ページには、目標年度を平成22年度としたごみの減量目標が載っていますが、「可燃ごみについては生ごみの水切りにより5%削減する」、このようにあるだけであります。そのほかに、ガス化溶融炉になっても徹底した分別と選別を行いごみの再利用や資源化を図っていく姿勢は示されていますが、75ページにあります平成15年から平成29年までの表11ごみ発生量等の予測結果を見ても、可燃ごみの量が減っていないのであります。なぜ減らないのか。それは可燃ごみについて徹底的な、抜本的な分析をしていないからであります。 さて、ここで質問ですが、可燃ごみとして台所の生ごみ、紙くず、木草類、紙おむつ、竹ぐし、てんぷら油などを上げていますが、現在において、このそれぞれの項目のごみとして持ち込まれるそれぞれの分量を把握しているのでしょうか。そして将来にわたって、それぞれの項目の減量目標はどのように計画しようとしているのでしょうか、質問いたします。御答弁により再問いたします。 次に、新ごみ処理施設への工事用進入路とごみ収集車の搬入路についてであります。 これも前回、9月の第3回定例会で質問しましたが、「新ごみ処理施設の建設候補地として、平成11年11月に板東中谷と瀬戸町浦代との比較検討を財団法人徳島地域政策研究所に委託しまして、平成12年2月28日、鳴門市・藍住町環境施設組合の平成12年度第1回定例会において、この比較検討結果を尊重して建設予定地は瀬戸町浦代にするということを決断しました」、このように市長は報告されました。この日、平成12年2月28日において、改めて再度瀬戸町浦代が建設予定地に決まったわけであります。 その比較検討において、再度瀬戸町浦代に決まった決め手の一つになったのが、新ごみ処理施設へのアクセス道路の建設費の項目でありました。板東中谷への道路建設費が約20億5,000万円、瀬戸町浦代地区への進入路と搬入路の2本の道路の工事費が約8億2,000万円であって、道路工事費のことを考慮しても瀬戸町浦代が優位であると、そういうこととして再度建設予定地となった経緯であります。 前回の9月の第3回定例会において、市長は所信表明の中で「北灘町櫛木の国道からの進入ルートについては、今後の建設スケジュールを精査し再検討した結果、工事等に相当な期間を要し、平成18年度中の操業開始までには完成が見込めないことから、当分の間、工事用進入路を拡幅して搬入道路として使用することにした」と申されました。そしてまた、私の質問に対する環境衛生部長の御答弁でも、市長の所信表明と同じ内容の御答弁でありました。 ここで質問ですが、「今後の建設スケジュールを精査して再検討した結果、工事等に相当な期間を要し」ということでありますが、工事等の「等」とはどういうことなのでしょうか、どういう内容についてなのでしょうか。そしてまた、相当な期間という「相当」とはどれぐらいの期間なのでしょうか。そして当分の間という「当分」とはいつまでの期間なのでしょうか。 以上、御答弁により再問いたします。 続きまして、観光行政についてでありますが、鳴門市観光コンベンション株式会社の平成14年度の事業報告書によりますと、鳴門市観光コンベンション株式会社がコンベンション開催支援事業としてかかわったコンベンションの鳴門市における経済効果として、所得効果は1,755万円、生産波及効果は8,820万円、所得波及効果は2,153万円であります。鳴門市の経済活性化に多大な貢献をしていただいております。 それでは、中間報告でありますが、今年度、今までのコンベンション事業としてかかわってきたコンベンションの鳴門市における経済効果、すなわち所得効果、生産波及効果、所得波及効果は幾らの金額となっているのでしょうか。 次に、鳴門市観光コンベンション株式会社は、鳴門市の経済の活性化にかなり貢献しているという現状からしても、鳴門市の経済界では今後ますますこの会社の営業活動が活発になることを強く期待していまして、今後はどのような営業活動を展開していくのか、注目が集まっているところであります。 その期待にこたえるためにも、これから鳴門市内のコンベンション関連の企業をどのように巻き込んでいくのか、そしてまた、これから新たな株主の公募方法についてどのような手続をとるのでしょうか、質問いたします。 次に、教育行政についてでありますが、コミュニケーションの仕方がここ七、八年、がらりと変わってまいりました。携帯電話やインターネットのメールを使って、いつでもどこでも簡単に連絡や意思の疎通が図れるようになりました。しかし、直接に会って相手の顔を見て話す、実際にそのものを手にして実感するという感覚、実在感が失われつつあります。このような状況だからこそ、コンピュータ教育の充実もさることながら、やはり子供たちには実物の本に親しむ教育、本を読み、感想文を書き、自分の意見をみんなの前で発表するような体験教育の充実が求められているのです。多くの本を手にする体験、多くの本の中から自分の読みたい本をわくわくしながら探す体験などは貴重な体験であります。そのためには、学校図書館の蔵書の充実がぜひとも必要であります。 そこで質問ですが、現在の各小学校、中学校の図書館の蔵書数並びに児童・生徒の利用状況、読書傾向、そして鳴門市のこれからの読書教育の方向について質問いたします。 以上、御答弁により再問いたします。     〔教育長 森本繁一君登壇〕 ◎教育長(森本繁一君) 私の方から三津議員御質問の学校における図書館の利用状況及び図書館教育についてお答え申し上げます。 三津議員御指摘のように児童・生徒にみずから学び考える力や、豊かな感性や情操、そして思いやりの心をはぐくむ上で読書指導の重要性につきましては十分承知いたしております。 本市におきましては、情操教育を推進するとともに、現在子供たちがあらゆる機会と場所で主体的に読書活動を行うことができるよう図書の充実と環境整備を図っているところでございます。 各校の蔵書冊数を増やすとともに、平成13年度から3年計画で実施してまいりました学校図書館資源共有型モデル地域事業は、本市の18の小学校で蔵書数約7万冊、6中学校におきまして蔵書数2万9,000冊、市立工業高校の図書室の蔵書数につきましては7,700冊と、それと市立図書館の11万7,000冊及び鳴門教育大学附属図書館の児童図書室の蔵書数7,000冊の合計23万冊の蔵書情報のデータベース化とネットワーク化が完了いたしました。 この事業は全国46カ所が指定されまして、四国では我が鳴門市が初めての取り組みであります。本年9月から既にそれぞれの蔵書情報の検索や蔵書等の相互の貸し借りを可能にする共同利用化がスタートしており、読書活動や調べ学習を助ける新たな手段として子供たちも大変喜んでいただいております。 従来読書活動を進める指導といたしましては、幼稚園段階より絵本の読み聞かせや小・中学校においては朝の10分間読書活動を実施したり、ボランティアの方によりますお話の会や長期休業中の貸し出しなど、各幼稚園、小・中学校では本に関心を持つことができるよう工夫をしながら実施をしておる状況でございます。 今後読書活動の充実に努めながら、表現力や感性を育てるために読書活動の重要性を子供たちや保護者の方にPRしながら、より一層読書に親しめる工夫を行ってまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと思います。     〔環境衛生部長 長浜 宏君登壇〕 ◎環境衛生部長(長浜宏君) 三津議員の御質問にお答えをいたします。 鳴門市・藍住町環境施設組合の施設整備委員会の答申では、ごみ処理施設の処理方式はシャフト式(ただしコークスを使用する方式)が最も適していると言っているが、この最も適しているという答申をどのように踏まえるのかという御質問でございますが、施設整備委員会ではシャフト式2方式、キルン式2方式、流動床式2方式の計6方式について、それぞれの方式を代表するメーカーからの仕様書を、処理性能、信頼性、環境保全性、維持管理性、経済性、リサイクル性の6項目について各処理方式ごとに各項目を個別に評価いたしまして、これを参考として総合的な評価を行い比較検討いたしました。 施設整備委員会の検討結果報告書では「委員会としては本組合のごみ処理施設としてB社方式に最も高い評価を与えるものの、本方式1方式に絞り込むには至らず、技術的に見て十分採用可能と判断されるD社方式、E社方式及びF社方式まで範囲を広げ、これらの方式を採用しているメーカーの中から実績等を十分勘案した上でメーカー選定を行っていくことを推奨する」とまとめられ、「その結果、シャフト式(ただしコークスを使用する方式)が最も適しているが、キルン式(ただし旋回式溶融炉を組み合わせる方式)及び流動床式も採用可能である。なお、メーカーの選定は実績等を十分勘案した上で行うこと」という答申をいただいたところでございます。 本市といたしましては、組合が解散しようが、市が単独で焼却炉を建設をしようが、市内で発生するごみ質に差異はないことから、この答申を踏襲することにいたしました。その結果、3タイプ4方式の機種を持つ複数の会社を対象とすることができるなど、競争原理を働かせることに加えまして、設計施工一括発注方式を採用することにより、できるだけよいものを安く購入することが可能となるものでございます。 次に、可燃ごみの生ごみ、紙くず、木等のそれぞれの項目の分量を把握しているのか、そして将来それぞれの減量目標をどのように計画しているのかとの質問でございますが、可燃ごみにつきましては、議員御指摘の項目とは異なりますが、紙類、布類、ビニール合成樹脂類、ゴム皮革類、木竹わら類、厨芥類、金属類、陶器類、土石、その他、缶類の10種類についてごみ質の分類調査を行っております。分類方法につきましては、季節による特徴も考慮し、年4回定期的に無作為に抽出したごみ合計100キログラムを手分け分別により調査をしております。 その調査分析結果でございますが、平成14年度における平均値は、紙類31.84%、布類1.4%、ビニール合成樹脂類5.8%、ゴム皮革類0.22%、木竹わら類0.84%、厨芥類59.21%、金属類0.44%、陶器類0.23%、土石0.03%となっており、特に厨芥類、いわゆる生ごみの占める割合が約6割と高くなっております。 可燃ごみの減量目標でございますが、市民皆様方の御協力をいただき、生ごみの水切りによる5%減量、生ごみ処理機年間250基普及による減量、古紙回収率1割増の22%による減量、そして直接搬入可燃ごみの5%減量を考慮する中で、ごみ処理基本計画に反映さしております。 続きまして、工事用進入路と搬入路の建設について、平成15年第3回定例会で「今後の建設スケジュールを精査し再検討した結果、工事等に相当な期間を要し」という答弁だったが、工事等の「等」というのはどのような内容になっているのか、そしてまた、相当な期間という「相当」とはどれくらいの期間なのか、そして、当分の間の「当分」とはいつまでの期間なのかとの質問でございますが、工事等の「等」とは、用地交渉、林地開発協議でございます。 相当な期間の「相当」とは、用地交渉を行うには相手がありまして、これまでの交渉経緯からいたしますと、用地取得を前提とした境界確認作業の段階から御同意をいただけない地権者の方もおいでになりますことから、この解決に要する時間がどれだけのものか、現段階では想定が困難なため、相当な期間という表現をさせていただきました。 当分の間、「当分」とは用地取得に向けた諸準備の段階から用地交渉を終了し、搬入路工事に着手し完了するまでの期間と考えております。御理解賜りたいと存じます。     〔経済部長 塚本重史君登壇〕 ◎経済部長(塚本重史君) 私の方からは三津議員お尋ねの鳴門市観光コンベンション株式会社に関する御質問にお答えをいたします。 まず、コンベンションの誘致につきましては、毎年徳島大学及び鳴門教育大学におきます各種学会、またサッカー協会等の各種スポーツ関係の協会や連盟等への誘致活動を継続的に実施をいたしておりますが、今年度、これまでに開催され、鳴門市観光コンベンション株式会社がかかわったコンベンションは学会が5件、スポーツ大会が5件、集会が1件の計11件でございます。なお、今年度末までにあと2件のスポーツ大会が予定をされております。 その経済波及効果でございますが、財団法人日本交通公社及び国土交通省の積算基準に基づき積算をいたしますと、宿泊等消費額が1,799万2,000円、所得効果が865万4,000円、生産波及効果が4,348万6,000円、所得波及効果が1,061万8,000円で、合計8,075万円の経済波及効果となっております。 次に、コンベンション関連企業との連携、また新たな株主の公募についての御質問でございますが、会社が発足してまだ間もないことや、企業として順調に経営されていることから、株主として新たに公募をする予定はないと聞いております。 現在同社におきましては、市が推進をいたしております倉敷、琴平、神戸等4都市による東瀬戸広域循環観光推進事業と関連し、それぞれの都市の観光コンベンションビューローとの連携によります事業の拡大を検討中であることから、株主として他の関連企業を巻き込むことは難しいと思いますが、誘致活動に際しましては当然市内の観光コンベンション関連企業とは連携を深めつつ、鳴門市の観光振興、ひいては地域経済の発展を図っていく方針であるとのことでございますので、鳴門市といたしましても同社との協調、連携を深めてまいりたいと考えております。 今後の利益処分の方法につきましては、会派代表の秋岡議員の御質問に御答弁を申し上げましたとおり、会社設立当初の設立総会におきまして、株主への利益配当は行わず、利益は鳴門市の観光振興に充て、ひいては地域経済の発展に資することを目的としており、この方針につきましては現在も変わっておりませんので、御理解を賜りたいと思います。     〔11番 三津良裕君登壇〕 ◆11番(三津良裕君) いろいろ御答弁いただきまして、観光行政についてと教育行政については、意見、要望を述べて締めといたします。 最初に、教育行政についてでありますが、鳴門市の小学校、中学校ではコンピュータ教育が非常に充実してまいりました。しかし一方では、蔵書がなかなか充実されない学校図書館は衰退していくばかりでございます。 確かに、御答弁にありましたように、市内の図書館のネットワーク化を通じて本の貸し借りができるようにはなりましたけれども、これで便利にはなりましたけれども、多数の本に、多くの本に囲まれた豊かな環境を実感することはできません。子供たちにとってこれからインターネットを使いこなす能力、これを身につけることは大事なことであります。しかしながら、やはり基本には実際の本を手にとって読む習慣、これを身につけることが大切であります。 鳴門市は子どものまち宣言をしています。この宣言の基本理念を尊重して、実際にその理念を具現化するためにも、子供たちがいつでも身近に多くの本に接触できるような環境、すなわち一番身近であります学校図書館を充実させるように、これから充実していただきますように、特に強く要望しておきます。 次に、観光行政についてでありますが、鳴門市観光コンベンション株式会社に管理運営を委託しております鳴門市観光情報センターについてでありますが、ちょっと細かい点で意見、要望を述べさしていただきます。 乗客の待合室の様子で気になることがあります。以前に私が行ったときに感じたのですが、たばこの喫煙の機械を置いてある場所が非常に中途半端な場所であります。きのうも公明党の山本議員から禁煙のことについての鳴門市のこれからの方向性を示す御答弁がありましたが、山本議員の質問に対してそのような御答弁がありましたが、非常に中途半端な場所に機械を置いてあります。また、自動販売機、コインロッカーの案内表示の図柄が非常に抽象過ぎましてわかりにくい。私らの年になりますと、何の自動販売機なのかよくわからない。それから、大きな大谷焼のつぼが置いてあるんですが、その前にその表示がございません。また、私が行ったとき、たまたまだったんでしょうけども、観光情報コーナーの鳴門ナビ、鳴門市観光協会の機械が作動不能、それから観光の情報をプリントアウトできるんですけども、それが印刷できません。そういうことになっておりました。 その上に、外国語で書かれた観光案内板、看板が余り見当たらないですね。英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、韓国語、中国語、いろいろあろうと思うんですけれど。どうかこれから観光都市鳴門のイメージアップのためにも細心の注意を払って検討していただきたいと、そう願っております。 また、立体駐車場のゲートのところに「送迎用のため1時間は無料」と小さな看板が設置されておりますが、その表示が小さ過ぎまして、立体駐車場が1時間無料ということを知らない市民の方が多いんじゃないかと思います。観光情報を聞こうとして立ち寄った観光客が迷わないように、駐車場に入りやすくするためにも表示の方法。松茂のとくとくターミナルなんかは「1時間無料」と大きく書いてあります。そのような看板の大きさなど、利用者の立場に立ってつくる必要があると思います。 以上の点、観光客の目線に立ってじっくりと現地を視察した上で検討してみてください。今後よい方向に改善される様子を見定めてまいります。 次に、コンベンションを誘致したり広範な観光行政を行ったりするために、第三セクターの鳴門市観光コンベンション株式会社を中心に鳴門市が抱えている現状の課題、例えば会場施設の不足、それから宿泊施設の不足、それから関連企業のネットワークの不足、これらの問題点を改善するための方策を鳴門市観光コンベンション株式会社を中心に検討していただきたい。そのためには、現在の株主は鳴門市や鳴門商工会議所、鳴門物産協会など、いわゆる団体法人的な株主と、単体の法人である有限会社や株式会社など12名の株主で構成されていますが、もっともっと幅広く鳴門市内の観光関連の法人に声をかけるべきであります。この点に関して、先ほどの御答弁は、まだ会社設立間もないということで非常に消極的でありましたが、幾ら倉敷、琴平、そして神戸との広域循環型の観光を推進してまいりますと言っておりましても、やはり現状では鳴門の観光の限界、鳴門のコンベンションビューローの限界かなあと、そういうふうに感じております。 立体駐車場の営業が中心である現段階から、鳴門市の観光業務の活性化に寄与するという本来の目的に向かって、第三セクターで株式会社であるというメリットを十分に発揮して、観光都市鳴門のイメージアップになるよう、ユニークで積極的な営業活動をこれからは展開されますよう期待しております。 次に、市議会の報告にあった観光コンベンション株式会社の決算書でありますが、長期借入金の明細、すなわちどこからどのような条件で借り入れているのかについての書類や、販売費一般管理費等の、これの合計金額は4,770万6,663円でありますが、その明細、内訳の明細がついておりません。このような決算書、私は見たの初めてなんですけども、今後は正式な書類を添付した報告でありますように要望しておきます。 以上、教育行政と観光行政につきましては意見、要望を付して了といたします。 次に、衛生行政についてでございますが、御答弁いただきましたので、引き続き機種の選定について再問いたします。 昨日の市長の御答弁によりますと、メーカーは既に8社に絞られていて、この8社の中から技術提案書を審査して、来年、平成16年2月に市長に答申すると、そういうことでありましたが、メーカー選定審査会は鳴門市の財政状況が逼迫している中で、きのうも代表質問の中、野田議員の質問の御答弁にありましたように、非常に焼却炉の返済計画を聞いておりまして大丈夫かなあと、そういう不安がありましたが、そういう状況の中で新しい焼却炉を選定するに当たり、現在の鳴門市で何に一番重きを置いて選考しなければならないか、そういうことであります。 すなわち、8社の技術提案書を審査するとしていますが、建設費用を極力抑えられる焼却炉にするのか、または施設完成後の運営、いわゆる事業継続費用が一番低価格の焼却炉にするのか、それとも環境対応能力が一番高い焼却炉にするのか、どの選考基準に一番基軸を置いて選考していくのかということであります。 来年、平成16年の2月にメーカー選定審査会からの答申を受けてから、この時期は平成16年度の第1回定例会の日程とも前後する時期でありますが、どのような経過を経て最終的に焼却炉の種類、いわゆるメーカーが最終的に決定されるのか、質問いたします。この点、御答弁によって再問いたします。 次に、可燃ごみについての再問でございますが、ごみ処理基本計画には、ほかの行政の基本計画等々ありますが、今の鳴門市の現状にとって一番大事なコスト、費用が明示されていません。行政の計画書等々がそうなっとるんかもしれませんが、コスト意識が盛り込まれない計画書は、現在と将来の鳴門市にとって何の意味もない空想の計画であります。そのように私は考えます。 生ごみの処理費用、すなわち収集して焼却するのに幾ら税金が使われていて、その生ごみを何%減量したら幾らの費用、税金が削減されるのかということ、そしてまた、ごみ行政全体にわたってこれだけの費用が使われていて、将来の努力目標として、この点についてこのように削減して経費、コストをこれだけ削減していくという数値目標を明らかにすべきであると考えます。その明らかにするのはどの計画書の中で明示されるのでしょうか。いまだにごみ処理基本計画は案の状態であります。正式に決まっておりません。正式なごみ処理基本計画において、または別の計画書の中で鳴門市の行財政改革の根本理念でもって具体的な費用の数値が明示され、将来の目標設定においてごみの減量数値とともに、費用の削減目標も織り込まれるのかどうか、質問いたします。御答弁により再問いたします。 再度工事用進入路とごみ収集車の搬入路についてでございますが、今の御答弁によりますように、要するにあいまいな行政言葉でありまして、いわゆる言い逃れと言ったらおかしいんですが、課題を先送りにしているというような感じでございます。そのように私が受けとめられます。つくるならいつまでにつくると、つくらないならつくらないと、そしてまた、つくれないのならつくれないと、そのように明言すべきではないかと思うんですが、具体的に情報公開した答弁でもって、議会にも市民にも理解できるように明らかにもう一度御答弁いただきます。 以上、この点について御答弁により再問いたします。     〔環境衛生部長 長浜 宏君登壇〕 ◎環境衛生部長(長浜宏君) 三津議員の再問にお答えをいたします。 建設費を極力抑えられる焼却炉にするのか、また施設完成後の運営費用が一番低価格の焼却炉にするのか、それとも環境対応能力が一番高い焼却炉にするのか、どの選考基準を一番の基軸に置いて選定していくのか、また、今後どのような過程を経て焼却炉の種類、いわゆるメーカーが決定されるのかとの御質問でございますが、このことにつきましては、さきに設置いたしました鳴門市新ごみ焼却施設メーカー選定審査会において、現在評価項目の設定を初めといたしまして、種々の御議論をいただいているところでございます。 建設費、施設完成後の運営費、環境対応能力につきましては、すべて非常に重要な項目でございますことから、審査会では慎重かつ公正に審査がなされるものと考えております。 また、メーカー選定に至る今後の過程でございますが、公募条件を満たしたメーカーから設計仕様書に基づく技術提案書をいただきますとともに、各メーカーからのプレゼンテーションやコンサルタントからの比較資料に基づき、審査会において慎重審査をいただき答申をいただく予定となっております。 なお、メーカーの最終決定に当たりましては、こうした答申の内容を最大限尊重の上、対応いたしたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 次に、ごみ処理基本計画にごみの減量数値とともに費用の削減目標も織り込まれているのかとの御質問でございますが、ごみ処理基本計画に具体的な費用の削減目標は織り込んではおりませんが、ごみの減量を行うことにより、ごみ焼却施設規模の縮小による建設費用、運転費用の抑制、最終処分量の減少に伴う処理費用の削減となります。また、こうした費用の削減以外にも二酸化炭素などの排ガス量が抑制され、環境負荷が軽減をされます。 次に、工事用進入路と搬入路の建設について、行政言葉でその場を言い逃れるのではなくて、つくるのならいつまでにつくる、つくらないのならつくらない、そのように議会にも市民にも理解できるよう明言すべきではないかとの御質問でございますが、さきにもお答えをいたしましたとおり、用地交渉には相手があり、これまでの交渉経緯からいたしますと、用地取得を前提とした境界確認作業の段階から御同意をいただけない地権者の方もおいでになりますことから、現段階では想定ができないため、明言できない理由の根底としてこうした状況があるということについて、あのような表現とさせていただきました。御理解を賜りたいと思います。     〔11番 三津良裕君登壇〕 ◆11番(三津良裕君) いろいろ御答弁いただきましたので、再々問と意見、要望を付して私の質問を閉じることにいたしますが、進入路、搬入路につきましては、やはりよく聞いててもわからんのですけども、時間の関係で、またいろいろとほかのところで御審議いただきたいと存じます。 メーカーの最終決定の方法について質問したのですが、これもまた明快な御答弁ではありませんでした。市長が平成16年2月にメーカー選定審査会から答申を受けて、そしてその後最終決定に至るまで、議会とか担当の委員会への報告、そして議会での審査などさまざまな過程があるんですけども、そういうことをどういうように踏まえて最終決定するのかという質問だったんですが、この点に関しましては、よく言われます「九仞の功を一簣にかく」ことないように、意見として申し上げときます。 次に、最後に可燃ごみについての再問でありますが、ごみを燃やすこと、そのものについて鳴門市として将来はごみをどうするのかなあと思うのであります。将来もずっとずっと燃やすことを続けていくのでしょうか。そしていつまで燃やすのか。このごみの後始末ということに、焼却処理にいつまで税金を投入していくのかということなんでありますが、予算、つまりは税金を土木とか建設とか教育とか福祉とか、それぞれに使うと有意義に感じられるんですけども、一方、このごみの焼却処理に使うということは、いわゆるマイナス事業にこのような税金を幾ら使っても何も生み出すものがない、この点市民の皆さんも共通理解していると思います。 将来に向かって市民の皆さんとともに、鳴門市における可燃ごみを限りなくゼロにする行政理念、それを鳴門市は持つつもりがあるのかどうか、御質問いたします。 3回目の登壇でありますから、ここで意見と要望を述べて締めといたしますが、ここ数年、鳴門市は金がない、しかしごみはどうするんだと、そういうことで追われてまいりました。そして今は燃やすことを前提として莫大な予算をつぎ込む事業がスタートしました。鳴門市のごみの現状から見まして、新しい焼却場の建設は必要であるとして建設を進めながらも、これから将来において鳴門市はごみ処理をどうしていくのか。それを今から同時並行に検討しておかねばならないと、私は考えるのであります。このことは現在鳴門市の行政にかかわる私たちの責務であります。 先日も朝日新聞に「上勝町は西暦2020年を目標に焼却や埋め立て処分されるごみの排出をゼロに抑えるゼロ・ウェイスト宣言をした。目標はリサイクル100%である」、このような記事が出ておりました。昨日創鳴志民クラブの代表質問、秋岡議員の質問の中でも触れていましたが、会派で上勝町の分別方法について視察いたしました。笠松町長さんはそのとき不在ではございましたが、そのときに対応していただいた担当の方の言葉が強烈な印象になって、私に残っております。次のような内容であります。 「このように多方面から視察に来ていただきますが、視察された後、皆さん同じ意見です。すなわち上勝町のような豊かな自然環境の中の人口や世帯数の少ない、こういう町だからこそできることであって、私たちの市や町ではちょっとまねできないことなんです。このようにおっしゃっていますが、私は(その担当者は)、人口規模や自治体の面積の広さに関係なくできることであるし、これからは行政として焼却ごみゼロを目指さなければならないと思います」。このようにおっしゃっていました。 そして、もっと強く印象的だったのが、次のような内容であります。 「笠松町長が就任早々に、ごみ処理のような事後処理、つまり後始末に、マイナスの事業に町民の税金は使えないと言ってから、徹底的なごみの分別が始まったのです。現在上勝町ではごみ処理関係にかかわっている予算は町民1人当たり年間に1,000円であります」。このことは前回で川田議員も述べておりましたように、このようなお話であります。一方、鳴門市は幾らになっとるでしょうかね。 以上が概略的でありますが、上勝町のごみ処理基本計画であります。 ごみをどのように処理するのか、ごみを出さないようにするにはどのようにすればいいのかについて、行政の基本姿勢が明確に示され、上勝町の町民挙げてごみ処理に取り組んでいました。究極はごみを燃やさないこと、燃やすごみをゼロにすること。これは地球環境を考えた資源循環型の社会の構築に向けて鳴門市も県も国全体も、当然に取り組まなければならない大きな課題であります。何も上勝町に限ったことではありません。 もう一つの課題は、ごみ行政に多額の税金を使わなければならない、この現状をどのように改善していくのかであります。 この2点について、ここ鳴門市から全国に向かって発信できるような画期的なごみ行政の施策を打ち出せないものかどうか、打ち出していきたいなあと、そういうように願うものであります。鳴門市に住む次の世代の人のためにも、また鳴門市の子供たちのためにも、鳴門市を全国の手本となるリサイクル社会に仕上げていくことこそ、現在の我々の使命であると思います。 これから環境に関する基本計画やごみ処理基本計画を策定するに当たり、その全体に流れる基本の考え方の中で、鳴門市のごみの将来構想について、限りなくごみをゼロにするという発想、ごみに使う税金を限りなくゼロにするという発想、その方向性、目標決意を明確に示されるよう、以上の意見を付して強く要望し、私の質問を終わります。     〔環境衛生部長 長浜 宏君登壇〕 ◎環境衛生部長(長浜宏君) 鳴門市として将来ごみをいつまで燃やすのか、将来に向かって可燃ごみの減量予測、また減量努力において可燃ごみを限りなくゼロにする行政理念を持つつもりはないのかとの御質問でございますが、本市ではごみの発生抑制や再使用、またはリサイクルを進め、それでも処理できず出されたごみを適正処理し、発生物をリサイクル資源として活用をするなど、自然と共存できる資源循環型社会づくりを目指しております。 こうした考えのもと、平成29年度までの向こう15年間のごみ処理対策について、厳しい財政状況下でありますが、どうしても必要なごみ焼却施設やリサイクルプラザなどの処理施設の建設も含め、ごみ処理基本計画を策定をいたしました。 市民との協働で進める資源循環型社会づくりを目指したごみ施策を推進する中で、ごみをマイナス要因として考えるのではなく、かけがえのない資源の一つであるとの市民意識や取り組みが定着し、結果として、ごみとしての排出がなくなる方向を目指してまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと思います。 ○議長(佐藤絹子君) 議事の都合により小休いたします。     午前11時42分 休憩     午後0時59分 開議     〔副議長 橋本国勝君 議長席に着席〕 ○副議長(橋本国勝君) 小休前に引き続き会議を開きます。 次に、1、福祉行政について2、環境行政について             24番 秦野 卓君     〔24番 秦野 卓君登壇〕
    ◆24番(秦野卓君) ただいま議長より登壇の許しを得ましたので、ただいまから質問をいたします。 まず、質問に入る前に、今市役所の空き地のあちらこちらにコンポストが置かれております。これは副課長以上の職員の方々が自分のお金を出し合って設置されたそうであります。市民に生ごみの減量を呼びかけているが、やはり市役所の職員みずからがお手本を示せば市民の方も大いに協力をしてくれることでしょう。これは市長のごみに対する情熱と熱意のあらわれが担当課や職員の皆さんに伝わってきた証拠ではないでしょうか。まさに針と糸の関係であります。トップの針が正しい方向に進めば、糸となる下の者は針の後にきちんとついてくるように、家来となられば家来を知れ。 それでは、通告に従っての質問をいたします。 それでは、今回は私のライフワークである福祉行政と環境行政の2点について御質問をいたします。 それでは、通告に従って1点目の福祉行政についてお伺いをいたします。 まず第1に、国民健康保険事業についてであります。 鳴門市においては、鳴門市国民健康保険被保険者の健康づくり意識の高揚や成人病の予防を図り、被保険者の健康増進に寄与するため人間ドック、脳ドックの受診に対し助成事業を行っております。 私はこれまで何回か人間ドックの助成事業について御質問をしてまいりました。これまで鳴門病院と板東病院のみの検診が民間の兼松病院も参入し、競争の原理によって技術の向上とサービスの向上で、どちらも自由に選択することのできることになり大変便利になりました。人間ドックは自分自身の健康状態をチェックするとともに、疾病の早期発見や重症化予防に極めて有効なものであります。 今回担当者に資料の提供を求めたところ、平成14年度は1,200万円の委託料で349名が検査を受け、209名の、ほぼ全体の6割の方が要治療または要注意と診断されたとのことで、今後は早期治療や生活改善などに活用されるものと思われます。この人間ドック事業、助成事業による国民健康保険によって得られた恩恵は、単に将来の医療費の縮減だけではなく、市民の健康増進というかけがえのないものであると考えます。 また、老人保健制度の改正により老人医療の対象が75歳となった。近年私たちは運動不足や飽食の影響を受けて生活習慣病が広がりを見せております。そこで、現在の30歳から74歳までの人間ドックを25歳からに引き下げ、できる限りの多くの方が受診できるように対象者を広げてはどうでしょうか。 また、今の鳴門市の財政事情は大変厳しい状況であるのは百も承知であります。市民の健康増進につながるのであれば、市バスや鳴門、板東病院同様の計画的に一般会計より少しずつ財政支援をしていただき、すべての市民の方々が健康で明るく生き生きと健康宣言都市鳴門を目指すためにも、理事者の考えをお伺いいたします。 続いて、脳ドックについての質問をいたします。 市民への周知が不十分なためか、また人間ドックが鳴門市内に住所を有する30歳から74歳までの方で、前年度の鳴門市国民健康保険料を完納している世帯の被保険者が受診できるのに対して、脳ドックは住所、年齢、要件は同じであるものの、保険料について前年度及び前々年度の国民健康保険料を完納している世帯の被保険者で、しかも過去2年間において保険診療を受けていない方という厳しい条件のため、人間ドックと違って自己負担を伴わないにもかかわらず、ほとんど受診されていないのが現状であります。 今脳の健康管理の重要性が認識され、脳の病気の早期発見や予防を目的とした脳ドックは注目を集めております。定期的に人間ドックを受診されていたにもかかわらず、脳の病気で突然倒れてしまう人も多く、全国で年間14万人もの方が脳卒中で死亡しているのが現状であります。 脳ドックは自覚症状のない無症候性脳梗塞や痴呆症や、またくも膜下出血などの原因となる脳動脈瘤も発見されており、特に無症候性脳梗塞は受診者の20%から30%に見られているとも聞いております。脳の病気には待ったはありません。自覚症状が出てからは手おくれになることも多いようであります。行政といたしましても、脳ドックの助成に積極的に取り組まれなければなりません。 本市においては、逆に厳しい条件をつけて受診を妨げているのであります。中でも、過去2年間において保険診療を受けていない方に限定していることが全く理解ができません。脳ドックは2年間無診療の方へ単なるサービスではありません。事業費がかさむのであれば、人間ドック同様、費用の一部を受益者負担とするのもやむを得ないかと思います。もっと多くの方が受診できるよう、受診条件を人間ドック並みにできないのか、お伺いをいたします。 次に、はり・きゅう・マッサージ(このきゅうとはおきゅうのことです)保険適用についての御質問をいたします。 はり・きゅうの保険は神経痛、リューマチ、頸腕症候群、五十肩、腰痛症、頸椎捻挫後遺症の6疾患の病名で医者の診断書が発行された場合であり、マッサージの保険は一律に病名によることなく保険医が認めた病気で医師の同意書が発行された場合に取り扱いができ、このマッサージは同じ病名で医師の保険治療を受けることができるのに対して、はり・きゅうについては同じ病名で医療の併給はできないと伺っております。 しかしながら、これら保険適用の制度があるにもかかわらず、市民の間では余り利用されていないのが実情のようであります。これはマッサージやはり・きゅうの施術に保険が適用されることを市民が余り知らないのと、保険適用にあっては医師の診断書や同意書が必要なため、医師による患者の抱え込みのような状況が高じて証明書を発行してもらえなかったり、逆にマッサージ等の施術院が直接来られた患者に医療機関への通院を勧めないなど、両者の協力不足も考えられます。 そこでお伺いをいたします。 行政として市民に対しマッサージやはり・きゅうの施術に保険適用が利用できることを周知を図る一方、医師に対しては患者からマッサージ等の施術院に行きたいとの相談があった場合には、証明書を発行していただけるよう依頼すべきだと思いますが、この点についても理事者の考えをお聞かせください。 次に、この3番目の太陽の家と健康増進について、ちょっと入れかえをさしていただきます。 「早起きは人生を健康に、富裕に、そして賢明にする」「第一の財産は健康である」など、人の健康についてのことわざはたくさんあります。そこで、市民の健康づくりについて御質問をいたします。 今や、国民の5人に1人は65歳以上という高齢者社会の波が押し寄せてきた日本、鳴門市とて例外ではなく、逆に全国平均より10年も早く高齢社会が進んでおる状態であります。今は若くて元気な人も、やがて行く道です。人生わずか50年は昔の話、今は働く期間が50年の時代となってきております。世界有数の長寿国になった現在、だれしも年をとって元気で暮らしたい、子供や孫に囲まれて元気で楽しく暮らせることが最高の幸せではないでしょうか。 「年寄り転ぶな、風邪引くな」とよく言われるが、まさにそのとおり、病気やけがに対して転ばぬさきのつえとして病気やけがに対して早期発見、早期予防が大切であります。 日本では戦前より自分の健康は自分で守るということで、学校や各職場で盛んにラジオ体操が行われておりました。生活方式も自転車や歩くことが主で、大変足腰が鍛えられておりました。当時の食生活も日本式がほとんどでした。時代とともに文明化として病気も病名も横文字の西洋風となりました。 鳴門市においても6万5,000人の市民の健康を守るため、健康企画室の職員が日夜一生懸命に頑張っておられます。生まれたばかりの乳児の予防接種から一般市民の健康診断まで、幅広く活動をしております。それも決められた予算内という厳しい範囲の中で頑張っております。 そこで、私は市民の健康づくりに少しでもお役に立てばと思い提案をさせていただきます。 まず、第一線を終えた年金生活に入っている方には、夢や希望といった生きがいのある趣味等を見つけていただき、老後はいかにお金をかけず楽しく暮らせるかという長寿社会を官民一体になって、もっと真剣に考えていただきたいということであります。 そして、第2点に、昨日我が会派の板東議員がちょっと触れておりましたが、亀井市長が大変御熱心な中国青島との国際交流で鳴門市へ派遣されております職員を、昔より中国で幅広く親しまれております太極拳の指導のできる職員を派遣していただければと思います。中国進出の企業関係者、留学生、企業研究生の方以外にも交流の輪が広がります。 人口700万人の青島市とは当市では今は第九やドイツ館での文化の交流が主ですが、昔からスポーツには国境はなしと言われます。ぜひこの機会に本物の太極拳を鳴門市民の間に広げれば、やがていろんな伝統文化や食文化、また将来を担う子供たちの文化の交流等に道が開けることでしょう。この機会にぜひ中国古来の人気の高い太極拳を広め、このことは鳴門市民の健康づくりのために、また学校や職場や各地域のコミュニティー活動に大いにお役に立つと思いますので、いかがでしょうか。 続いて、太陽の家についての御質問をいたします。 太陽のように明るくたくましく、児童の自立支援施設として昭和44年に川東地区より現在の地に移転し、市町村では数少ない児童養護施設として今まで数知れない子供たちが巣立ってきました。この春から県外からの入所者も含め24名の恵まれない子供たちが入所をしております。県内では遠く脇町からも、中には小さな兄弟姉妹が親元を離れ太陽の家で生活をしております。 入所する事情はさまざまです。中には両親の離婚や家族の病気やけが、入院で子供の面倒を見る人がいない家庭、最近毎日のごとく新聞、テレビ等の報道で、何の罪もない子供たちが親から虐待を受けるニュースを聞くたびに心が痛みます。何のためにこの世の中に生まれてきたのか、親の身勝手が最近どうも多いように思われます。生まれたばかりの赤ちゃんにも幸せに生きる権利は当然あります。世の中に恵まれず幸せを求め太陽の家へ入所した子供たちの中には、親より虐待を受けてショックで心を貝のようにかたく閉じて、心のケアを必要としている児童もいます。太陽の家で心のケアを図りつつ、明るく無邪気になり、やがて親の生活が安定して親元へ帰る子供、また18歳になると社会へ巣立つ子供、入所時には親が恋しくて夜になると泣く小さな子供たち、そんな子供たちにも園に少しずつなれて、生みの親より育ての親、所長を父と思い、保育士、指導員を母と慕い、安心して暮らせる太陽の家の生活の集団生活にもなれ、皆兄弟のように仲よく暮らしております。 年上の子は小さな子を本当の弟や妹のようにかばい、本当に兄弟以上に仲がよいのです。平和な生活は皆がいるから元気で遊び回る小さな子供も、夜になるとやはり母親が恋しくて泣く子、母親役にしてくれる保育士さんが自分の実の子供のように、いやそれ以上に心の底から愛情で、母親を恋しがり夜泣きをする子供を抱いて寝かせる。朝になると皆元気に起きて朝食をいただき、上の子は小さな下の子の手をつないで学校へ、夕方になると小さな子が遊んでくれるお兄ちゃん、お姉ちゃんが帰ってくるのを楽しみにはしゃいでいます。学校から帰った子供は宿題です。家庭では優しいお母さんが宿題を見たり、教えたりしてくれますが、ここでは優しい保育士、指導員がかわりをしてくれます。私たちは、私はこの子供の幸せを祈らずにおられません。 行政改革の名のもとに、幸せの薄いこの子供たちの住んでいる太陽の家を来年の春には民営化するための作業が進められておりますが、今一番弱い子供が暮らしている太陽の家より先に、必要な行政改革をやるべきことがあるはずではないでしょうか。例えば行革の対象になっている幼稚園や保育所を先にスタートさせて軌道に乗ってからはどうか。弱者から先に切り捨てるは、私は反対します。民間移管はもう少し先に考えるべきでないでしょうか。天の声ではなく、市民の声を大切にしてほしいものであります。 行政の苦しいことはよくわかりますが、行政改革はまずコスト削減が図られ、合理化を図ることによって市民生活に役立つなど、どうしてもやらなければならないところから始めるべきであると私は考えます。 そこで、市長に御質問をいたします。 現在、この太陽の家を来春に民営化するため、11月より鳴門市福祉施設移管先選定委員会を開き、12月中旬には民間移転先選定の報告書が出されるとのことですが、今後移管先が決定、民間に移管されても入所をされている太陽のこの子供たちが市で運営しているのと同じ境遇水準が保たれるのかどうか、またどういう取り組みをされるのか、お聞きして御答弁によって再問をいたします。 それでは、ちょっと時間が思った以上に長くなりましたので、環境行政についての質問をいたします。 まず、最終処分場についての御質問を先にさせていただきます。 このたび、ごみ処理基本計画書案というのが最近私たち委員会に配られました。この中に、現在最終処分場がないことから最終処分場の整備を図るということでありますので、ちょっとここでお伺いをいたします。 私は前々からこの一般質問、委員会で最終処分場を自前で持たんと、自区内でこれをやらんと、県外へいつまでも出すと最後には財政がパンクをし、相手方によって足元を見られて値段をどんどんつり上げられる。この板東中谷にも以前業者によってダイオキシンがたくさんはめられたことが記憶に新しいところであります。それは業者の手によって引き上げていただきました。そういう苦い経験があるので、私はこの最終処分場を自区内で早くせな、お金がやがてパンクをするということを申し上げました。 現在焼却灰が三重県の伊賀上野、また不燃物が山口県福江村、島根県の松江かな、そこへ持っていっております。この処理費が何と1トン約12万円にもなります。こういうことをいつまでもやっとったら、しまいに借金の火だるまになります。今現在鳴門市は約200億円の借金、今また今度新しく80億円近い借金をいたしますが、市民1人に30万円ぐらいになると思うんです。このごみを持ってこられたところも決して好きで受けとるわけでないんですよ。財政基盤が弱い、また雇用の関係、こういう非常に厳しい中でやむを得ず受けとると思うわけであります。今の鳴門市は、逆によそのごみを受けないかんような財政状態であります。そういうところでありますので、このごみ最終処分場の計画は、整備計画はどのように進んでいるのか、そこをひとつお伺いをいたします。 次に、機種選定の方針です。 これは非常に私、きのうも山本議員がことしの流行語で「何でだろう」ということがあると言われましたが、私も市民同様、ちょっと何でだろうというところがあるので、そこのところをちょっと御質問します。 きのうの森議員、またきょうの三津議員と重複したところが多々あるとは思いますが、そこで私は今回の機種選定の中の格付ですね、格付がA以上、また稼働実績が6カ月、また点数がB、格付がBか、こういうことでなっとんですけど、点数が900点ですね。こういうとこ、非常に私は不思議に思うのは、今までこの実績を重視してきたわけです。これやっぱり実績を重視せんと、この市長の言われる6カ月の経験しかないとこが、こっち側の新聞にも出とんですけど、3年間の運転の中の保証ということが出とんですよ。6カ月しか経験がないのに、どうやってこれ3年も保証できるんか、この会社、これひょっとしたらあした、あさって、ひょっとしたら故障するかもわからんのですね。こういうことでこれ非常に矛盾を感じるんです。 自動車なんかもそうでしょう。今まで新車買うて、これ2年間の間使うて車検ですか、今回これ、新車はまあ実績を踏んで、これ心配ないということで3年乗って車検ですよね。こういう中にも皆これ実績ということで安全性ということが要るんです。 だから、きょうの質問の中でも、安いんがええんか、いろんなこと言われたけど、確かに安いんもいいですよ。でも私は一番心配するのは安全性ということと思うんです。わずか6カ月しか経験がない会社が、あしたどないもなるやわからん、こんなところがこれ受けて、どうやって3年の保証をするんか、そこのところ非常に疑問なんです。 そして、その格付のAですよね、AとかB、C、これAでも、これAが3つ並ぶけん、これトリプルAですか。それでダブル、普通のAですね。こういう格付のところも、きょうも森議員が「秦野さん、何じゃな、ごみちゅうんは、これホームページ探しゃ、何ぼでも出てくるな」言うけん、事実ほうですよね。そしたら、資料が幾らでも出てくるわけです。ほたら、そういう中で非常に矛盾しとんが、鳴門市がこれ新聞にも、徳新に6カ月の経験でA以上ちゅうんですね。ほたら、これは何でかいうたら、幅広くてようけの方が、メーカーがこれに参入できるんです。でもこれ6カ月かのうてAやいうて、これ参入にはちょっと安全性に、これ欠けとんです、市長。ほうであれば、これBにしてですよ、Bにして経験の長いものを入れた方が、ずっとこれ安全性保てるわけですよね。市長の言われるのは、Aにしてと言うけど、この格付のね、これにも格付ちゅうんが出とんです。このいろいろな将来どうか、今どうかということですね。そういうことでBでも十分これいけるんです。これはこの中に格付とは何かということが出とんですよ、もしよかったらまた見てください。 そういう中で、業者にそういうAを求めるわね、その格付とはそないに関係ないんですよ。Aをこれ求めるのもBでいけるんですね。逆に業者が今の鳴門市をね、今の鳴門市は格付何な言うてみ、市長、何もこれAじゃと言えれんですよ。B、Cの、これDですよ、これ完全に。そうでしょう。 こういうことで、格付というのは、実際これはこういうメーカーがですよ、メーカーが投資家からお金を借るとき、お金を貸すとき、投資家がここを信用してお金を貸すか貸さんかだけの話ですよ。当然そうでしょう。私がこれAで受けても、投資家がお金貸してくれなかったら、これ当然私に100億円の仕事ができんでしょう。だから鳴門市は投資家でないんですよ。だからこういうときは、公共事業をするときには保証金とかいろんなものを積んで、これ当然損せんように行政はちゃんとしてあるんですよ。 こういう中で、鳴門市がこういう企業に、投資家になったつもりで格付する自体が、これおかしいんですよ。こういうことを私は非常に、何ちゅうんですか、何でだろうちゅう疑問なんですよ。 そういうんで稼働6カ月というでしょう。稼働6カ月ね、私これずっと資料をとると6カ月、今度のね、きのう森議員がこのメーカーを8社に絞ったて出とるね、あれ、わし非常に不思議なんですよ。メーカー8社に絞って、これ3社落ちとんです。 今のこの格付ね、これ格付とは何ぞや、これちゃんとホームページに出とるけん、またよかったら見てください。 この6カ月いうたら非常に微妙なところで、何でこんなところがこれに残っとんかいなというところが、これね、どういうところが残っとうかいうとUFE、これは川崎製鉄とNKKの合併したとこと思うんです。それから新日鐵ですね、これはシャフトですよね、それと日立金属、株式会社タクマ、川崎重工、三機工業、これらが6カ月ですよ。それから神鋼、これは昔の神戸製鋼の子会社の環境の会社と思うんです。バブコック日立、ここなんか格付に入ってないけど、この中の、要綱の中の親会社がちゃんとしとったらいけるいう、非常に盲点突いとんですよ。ほたら不適当、これポンプの王さん、これ荏原製作所、これはもうどこへ行っても何個もやっとる非常にこれ実績のあるところです。ほたら、ここがもう落ちとんですよ。これポンプの荏原、これも流動床では、これもう本当に県内でも国内のぱりぱりですわ。それと三井造船、これキルン式ですよね。これも今皆さんよう言う九州の八女ね、あれもうキルンの、だれが言うても立派、また今豊橋でもやってますよね、ここも落ちてます。三菱重工ね、これやってこれ格付にしたら当然落ちるんおかしいね。こんなところが現実に格付で落ちとん。こんなもん鳴門市と比べたらこんなんですよ。これが現実に落ちとんですよね。 だから、わし、この格付自体が非常にこれ──余り時間ないね、もう私恐らく上がる、答弁もうて上がること、再問できんと思うんで、まあできるだけ質問させてもらうわね──こういうんで、この形が三機とかですね。この中にね、これ共同企業体はいかんやいうて出とんです。でもこれ私何で三機か言うと、私、九州へ視察に行ったとき、市長にたまたまお会いしたんです。市長、どこへ行きよん言うたら、対馬へ行きよう言うねん。ほんだら、これ三機、対馬。ほいだら、ことしの4月、ホームページ調べたら、4月4日ぐらいにこれ竣工したいうて、長崎日報取り寄せたら長崎日報にこうして出とんですよね。だから逆算したらちょうど6カ月、それも4社ぐらいがグループでやっとんですわ。こういうところで、わしほんまにこれ、もしこの三機が入ったらどないなるんかいなと、これほんまに心配しとんですよ、現実ね。 ほういうんで非常に中のね、どうして、何でだろうちゅうところがこういうところですよね。余りがいに言うと、おまえ行政マンでもないのに要らんことぬかすないうて、こない言われたら私も困るんで、田中真紀子みたいに言いよったら、後でえらい目に遭わされるからね。 まあこういうことでわし、ちゃんとこれ流動床の三機ね、これのホームページ引いとんですよ。最後にこの長崎日報から、これちゃんともうとんですよ。だから、わしこれ証拠に基づいてこれ質問しよんでね、まあこういうことですね。 次ね、この建設費ですよね、建設費ね。これ私9月議会に御質問したときに、どうしてこの建設費が1トンに対して6,400万円も予算をかけとんなと言うと、各自治体が平均が6,400万円じゃということを言われたんです。 予算を組むのはこれ結構なことじゃわね。でもこれ、できるとなったらできるだけ安いお金で、より安全性の高いものを決めてもらわないかんのです。ほういうなかで、ほういうことしながら、あとの事業は地元の方の企業にさすということを聞いとんで、これはわし地元の不景気なけん、地元の業者がしてくれると、これ信じとんで。 ほういうことでこのメーカーの機種についての予算ですよね、これは恐らく私が今ずっと全国でこの溶融炉をしとるところを全部調べて、ある程度です、全部と言うてもちょっと抜けとうかもわからんね。この1トンに対する価格から皆調べ出してきたんですよ、あるコンサルのところから全部これ借ってね。 その中に1トンで1,900万円でできるとこもあるんです。これ川崎製鉄の倉敷かな、あそこなんかも、日立も受けとんがこんな値段でいけるんです。三菱重工が釧路で受けとんが1,860万円ぐらいですか。だからほういうことから言うたら非常に実績のある、それで価格の安いもん、これしてもうたら今鳴門市が45億円で予定組んでおるけど、これは今の6,400万円の計算と思うんです。これが2,000万円でやれば1トンで4,000万円浮いて、それで何ですよね、28億円、約30億円ですか、私の計算どおりいけば30億円浮くんです。財政の厳しい中だから、できるだけ実績のある安いやつをぜひ市長さんにお願いします。 ほういうことで、この件も済むわね、もういよいよ時間ないね。 次、機種選定ね。機種選定、これも私ちょっときつい言い方するけど、この機種選定、皆さんもおるけど、非常にシャフト式がいいか、今言うたキルンがいいか、流動床がいいか、これ皆さんほとんどわからん方がおいでると思うんです。 何でもかんでもどんどんどんどんたいて溶かしてしまうん、これシャフト式です。これまたシャフト式もいいけど、あれ非常に燃料をどんどんどんどんたかないかんちゅう、ほういうことで、これ平成5年ぐらいから炭素税という税金が、これ非常に高い税金がかかるんで、これやっぱり考えてこういうのつくらな、後でえらい目に遭うんですよ。炭素税がかかるんです。これはもう中央審議会から環境庁の方へ、ほういうんがもう出とるんですよ。今出しよんです。こういうことをよう考えてこのメーカーの選定のとき考えないかん。ほういうんで、シャフト式のいいところは何でも溶かせる、でも燃料がどんどんどんどんたくさん要る。 ほたら、このキルン式。キルン式はこれ非常に小さく切って燃料を、ごみを燃料としてどんどんどんどん燃やせる。これ便利いいですね。今の八女ね。でもこれやって、どういうんですか、ドラムが長いいうんで、都会の真ん中で、場所のないとこではこれちょっと非常に不便です。この田舎の方は、場所のあるとこは別ですよ。 ほたら、流動床。この3機種4タイプの流動床。流動床は御存じの通り窯の中へ下から火をたき上げて、極端に言うたら下から上へ砂を置いて、こちらからごみを砂の上に置いて下から吹き上げて燃やすいう、これは非常によそでどんどん安い値でやっとんですけど、これは何かいうと、いきなりこのままほり込んだら、やっぱり熱がようけ要る。洗濯機と一緒で脱水かけて、ここである程度水をたくさん切って、余熱を入れて、そこで燃やすという、そういうシステムじゃけん、これも非常にこの中で、真ん中で酸素を入れるんと入れんのんで、これ神戸製鋼と荏原の違いです。ほういうことをちょっと申し上げるわね。ほういうんでちょっとこの分、もう言う時間がないけんね。 次、ちょっと皆さん、ここにおる人が非常に厳しい言い方になるんですけど、この機種選定のメーカー選定委員の皆さんですね、このきょうもメーカー選定の皆さんが何人かおいでておりますよね。 まあ私あえて苦言を申し上げれば、こういう中に、これいろんな地元の活動されよう方がおいでるわね。この人が果たして、今私が言うたような、今の鳴門市里浦のごみ、将来木津に埋まっとる残渣、こういうものを処理するということを頭にはめて、この12月の広報にも開かれた中でやるということを言われていますけど、こういうものが果たしてこの人たちが本当にここまでわかっとんかいうのも一つの問題です。 だから、この中で、このメーカーの中でも選定が11人おって、この中の一番えらい人が、これおりますよね。三井先生、この人は徳大の土木の先生ですよ、もともと。今文理においでるんかな。ほたらあとのこの学識経験者4人おるけど、この先生も機種については事実本職でないと思うんですよ、保健体育の先生とか、こういう人がこの今の機種選定メーカーになって、今言うたようないろんな情報を持ってやっとんか、これは非常に疑問に思うんですよ。だから、このメーカー選定委員も、本当にどういう基準の中でメーカー選定委員を選んだんか、これ一遍お聞きするわね。 それと、今の方で、次に、もう一つ今言われたこの皆さん、この人が本当に知識とかメーカーの勉強ちゅうもんを実際どの辺のレベルがあるんだと、恐らくそんなに大したレベルはね、私でも知れとるレベルやけん、そないがいなレベルはあるはずないんですよ。そういう人が実際の話、メーカー決めてどうなるんかいうことで、私はこのメンバーからいけば、まあまあどういうんですか、建設が進み、進んだ中のこういう地元の建設推進委員ちゅう、こういう名前であればこの人のメンバーは十分通じると思うんです。でもこういうメーカー選定では、ちょっとこう勉強不足のようなとこが事実ある。これ事実と思うんですよ。そんだけレベルがあったらいつでもね、そら我々お話ししますよ。 それと次に、中立性の確保ということで、私この間の委員会で何でこれ言うかというと、委員会でこの条例とか、この委員の条例とか要綱ちゅうんが非常にどういうか、不明確なんです。じゃこのメーカへ選定委員の皆さんが、じゃここで何名こうなって、いつどうなるかちゅうこと、きちんと出てないんですよ。極端に言うたら、メーカーの人が選定委員の人にお金を渡したり、飲み食いさしても、この中に罰則規定も何もないわけでしょう。こんなんやりたい放題ですよ、極端に言うたら。これないんじゃからしゃあないで、やったって罪にならんのね。こういうことをきちんと決めてくれいうことを私この間言うても、なかったんです、現実にね。だからこのあたりを実際この要綱がどうなっとんか、罰則規定ちゅうんはどうなっとんか。 私はここでもう何ちゅうんですか、毒舌ばっかり言うんでなしに、ちょっとこう、ええとこ言わないかんもんね。ここでわしは自分の案を一つ言うわね。ほであれば、自動車の免許証のように点を持たすんです。じゃこの人は勉強不足でレベルがつかんと、じゃこの人をここでかえましょうと、また私はもうおかしいこと、あなたおかしいことしようよちゅうんがある程度出たら、この人をかえるというような、こういうことをやる方が公明正大で市民納得すると思うんです。 ほしてね、最後にこの鳴門市が今このコンサルに頼んどるところが、このコンサルの一番えらい人がよそで講演しとる中に、どういう機種がええかいうと、ちょっともう時間もそないがいにないんだけどね、非常にこう鳴門市では信頼してコンサルを頼んどうのに、このコンサルの先生が新日鐵とかのシャフトとか、三井造船、荏原製作所、それから神戸製鋼が今一番進んどんやと、あとのところはまだ今のところ、まだまだ全然、そないいける、安心できるやいうて、こんなこと書いてないんですよ。そなけ、ほういうところ、コンサルの先生に銭払うわ、よそでは要らんこと言うわね、鳴門市で全然違うとこのメーカーを8社選んどん。これちょっと矛盾しとるでしょう。 ほなけ、また理事者の皆さん、もしわしが言いようことおかしかったら、資料ここにこの9月からこの12月まで、これにばっかりわし勉強したけんね、かなりこれええと思うんで、ほなけまたよかったらまた資料見せますんで、またちょっと、もう私これ上がることないと思うんで、質問を時間のできる限り詳しく御説明してください。     〔企画調整部長 板東久男君登壇〕 ◎企画調整部長(板東久男君) 私からは福祉行政についての健康増進策についてのうち、国際交流員の御質問に御答弁申し上げます。 国際交流員の受け入れ事業につきましては、日本の外務省、文部科学省、総務省及び財団法人自治体国際化協会の協力のもとに実施されております外国人青年招致事業(通称JETプログラム)の一環で実施されている事業でございます。この事業は、青年交流による地域レベルでの国際交流を図ることを通じまして、我が国の国際化の促進に資することを目的に、1987年(昭和62年度)から実施されている事業でございます。 本市におきましては、現在青島市から、それとドイツからの国際交流員2名のほかに英語指導助手2名、合計4名の方がそれぞれの職務に従事しているところでございます。 平成15年11月末現在、本市におきまして外国人を登録されている方は426名の方がおります。そのうち267名、約63%でございますが、中国人の方でございます。青島市国際交流員は、こうした本市の在住中国人の方々に広報紙などを通じまして生活情報や行政情報などの情報提供を行いますとともに、鳴門市を訪れる中国人を対象に通訳サービス、「ことば110番」を行うなど、多方面にわたる問い合わせや相談に応じております。 また、市民対象の中国語講座や文化講座の開催、図書館や小・中学校での子供たちに対する中国文化の紹介など、さまざまな交流を通しまして、市民の国際性をはぐくむために活動しているところでございます。 議員御提案の太極拳を取り入れた国際交流をということでございますが、今後の課題として研究してまいりたいと考えておりますので、御理解賜りたいと存じます。     〔市民福祉部長 岩瀬 肇君登壇〕 ◎市民福祉部長(岩瀬肇君) 私からは人間ドック、脳ドック助成事業などについての御質問に御答弁させていただきます。 人間ドック、脳ドックは、健康状態のチェックや生活習慣病の早期発見につながる検診事業で、本市でも重要な保健事業であると認識し、毎年助成を実施しております。 平成15年度、今年度は人間ドックにつきまして30歳以上の方を対象に募集を行い360名の方が、脳ドックにつきましては9名の方が受診していただくことになっており、両事業への助成として約1,300万円を予定しております。 人間ドック、脳ドックの対象年齢につきましては、30歳から75歳までとし、幅広い層が受診機会を得られるよう努めており、受診対象年齢の引き下げや募集人員増等につきましては他市の状況を参考にしながら研究してまいりたいと存じます。 次に、保険適用のあんま・マッサージについてでございますが、平成14年度に69件、37万円余りの給付を行っており、保険の適用を受けるためには医師の診断書に基づいて施術をすることが必要となっております。今後、制度全般につきまして引き続き周知徹底に努めてまいりたいと考えております。 医療と施術との間の連携につきましては、国、県が指導すべき立場を担っており、本市といたしましては必要な情報を提供し、両者間の連携が十分図れるよう努めるとともに、申請があれば医療行為としての施術かどうかの審査を経て、適正に給付を行いたいと考えておりますので、御理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。     〔環境衛生部長 長浜 宏君登壇〕 ◎環境衛生部長(長浜宏君) 私の方からは環境行政について御答弁申し上げます。 最終処分場につきましては、平成19年供用予定の徳島東部臨海処分場でおおむね10年間の処理を予定しておりますが、当然のことながら、行政区域内におけるごみ処理につきましては基本的に排出から最終処分に至るまで、みずからの区域内で対応するという基本に立って、さらに新たな最終処分場については長期的視野に立って検討してまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと思います。 次に、機種選定に関しましてお答えを申し上げます。 公募基準に関してでございますが、建設業法の規定による経営事項審査における清掃施設一式工事の総合評点900点以上、稼働実績6カ月以上の条件設定につきましては、できる限り門戸を開いて多くの企業に参画していただくため、また、格付ランクについては、債務履行能力が高いとされるA評定として意見集約されたものでございます。 おのおのの条件設定につきましては種々の御意見があると思いますが、決定内容につきましては、種々の御意見のある中で議論を重ねられ、審査会として出された決定事項でございますので、御理解を賜りたいと存じます。 また、稼働実績6カ月のメーカーに対する3カ年の保証でございますが、保証期間につきましては、他市の事例を調査いたしましたところ2年から5年という実績でございました。こうしたことを踏まえ、市といたしましては、焼却炉の保証期間は3年間程度が妥当ではないかと考え、審査会におはかりし決定をいただいたところでございます。 また、コスト問題につきましては、さきの第3回定例会の中で秦野議員に御答弁申し上げましたとおり、鳴門市で導入を予定しております機種を建設した企業の受注実績等からトン当たり6,400万円程度と見込んでおりますが、今後公募メーカーからいただく技術提案の中で各メーカーから見積もりの提示をいただくことになっておりますが、よりよい物をより安く設置できるよう努力いたしてまいりたいと考えておりますので、御理解をお願いします。 次に、メーカー選定審査会に関しましてお答えをいたします。 まず、審査会委員の選任についてでございますが、当審査会は焼却炉のメーカー選定を透明かつ公平に行うとの基本方針に沿って、公募委員、地元団体代表者、学識経験者で組織させていただきました。 このうち公募委員につきましては、応募のあった26人の中から立会人2人の御出席をいただき行いました厳正なる抽選によりまして決定させていただきました。また地元団体代表者につきましては、おのおのの団体代表者にお願いいたしました。また学識経験者は、これまでにも本市へのかかわりや多面にわたる豊富な御見識を持たれた方の中から選任させていただきました。また、特にメーカー選定における専門的事項に関しましては、造詣の深い委員さんもおいでになりますが、専門知識の豊富なコンサルタントとの間に技術支援業務について委託契約を結び支援をいただく予定となっておりまして、御心配をいただいております事項等につきましては問題ないものと認識をいたしているところでございます。 なお、秦野議員御指摘の審査委員会の規律規定に関しましては、皆さん高い倫理観をお持ちの方と考えておりますので、特段の罰則規定は設けてございません。 以上でございます。     〔福祉事務所長 藤田 博君登壇〕 ◎福祉事務所長(藤田博君) 私の方からは福祉行政についてのうち、太陽の家の民営化について御答弁申し上げます。 児童養護施設鳴門市太陽の家は保護者のいない、または保護者の監護を受けることが困難な児童の入所施設として昭和26年に設置、昭和44年に現地に新築移転されたもので、戦後の復興期から今日に至るまで、他の児童養護施設とともに本県の要保護児童対策の中核として大きな役割を果たしてきました。 太陽の家の民間移管につきましては、国、県と協議を重ねながら公募方式を採用し、応募資格としては市内の社会福祉法人及び社会福祉法人取得見込みの法人を対象といたしました。本年9月に福祉関係者、学識経験者等9人の委員からなる鳴門市福祉施設移管先選定委員会を設置し、入所児童の処遇が適切に行われ、かつ長期的に事業施設運営が健全に行うことのできる最もすぐれた法人を現在選定中であり、平成16年4月から民間による運営を実施することといたしております。 また、民間移管によって入所児童が環境変化に順応し、児童への負担を招かないために、移管前の3カ月間の間に移管先の職員と太陽の家の職員との間で綿密な打ち合わせや引き継ぎが行われ、事務事業を誠実に行うことができることも、移管先選定の重要な要件と考えています。 移管先選定に当たりましては、10月中1カ月間を公募期間といたしましたが、3法人の応募があり、現在福祉施設移管先選定委員会におきまして選定を進めているところであります。 民間移管をいたしましても、本市としては太陽の家を設置運営する法人が入所児童の心身のケアが適切に行われ、処遇向上が図られ、良好な環境が確保できるよう引き続き指導してまいりますので、御理解を賜りたいと存じます。 ○副議長(橋本国勝君) 次に、1、環境行政について             6番 坂東成光君     〔6番 坂東成光君登壇〕 ◆6番(坂東成光君) ただいま議長より発言の許可を得ましたので、通告に従いまして質問に入ってまいりたいと思います。 その前に、先般の議会開会日当日に、競艇場が所有している土地を市バスの発着場に使用するといった新聞報道がありましたが、このことは当然事前に議員に知らされていなければならない重要なことであったにもかかわらず、市長より何の事前説明もなかったわけで、議会軽視どころが議会無視も甚だしい事件でありました。 市長、あなたは今言った発着場問題で議会が混乱して、議会運営委員会を開き、担当の総務委員会で審議するかどうかもめている最中に、議場では下を向いたままでしたが、議場の裏では笑顔を浮かべていましたが、これはどんな間違えたことをしても今の議会では通ることの自信なのだと確信をいたしたところであります。 また、職員給与の議案審議の際、職員が議会の傍聴をするという前代未聞の出来事も起こったわけで、市民だけでなく、職員も市長に不信を抱いていることが露呈したわけです。 また、議員の議場での発言を子供のたわ言でもと、とっているのか、答弁がいつも自分にとって分が悪いと、ぬかにくぎか、自分自身で答えない。 これらのことについて、市長自身が議会とは何なのかについて何も気がついていないことに対して、腹が立つというより、これが県会議員を3期も本当に務めた人なのか、市長に2期も当選した人なのか、情けない限りであります。 前段はさておき、本題の質問に入りたいと思います。 1、環境行政について、要旨3件について順次質問してまいりたいと思います。 市長、あなたに言っておきます。設置場所の問題では、人により多少温度差がありますが、現在の全市議会議員も瀬戸町の住民も、新ごみ焼却場の建設については反対をしている人はおりません。なぜなら、どこかに必ずつくらなければならないからです。ならばなぜ反対するのか。市長の根本的なやり方や手順が間違っているので、私はそれをただしているだけです。 また、住民は不信に対して説明を求めているのです。たちまち一番大切なのは、地元住民の不信感を払拭させることが地元の理解を求められ建設に着工できる一番の道なのに、それをせずに、地元説明会といっては事業内容ばかり説明しているが、本末転倒も甚だしいと言わざるを得ません。このことはきっちりと頭に入れておいてください。 さて、初めに新ごみ焼却施設の本体工事についてでありますが、市長は当初平成18年の春に完成させると言い、今は平成18年度中に完成させると、たびたび公言しているので、おのずと本体着工の時期が決まっているものと思いますが、そのリミットはいつになるのか、また本体着工の前に済ませておかなければならない作業や手続はどういうものなのか、どういう時期にあるのか、市長自身に伺っておきたいと思います。 次に、ごみの搬入路についてでありますが、この件につきましては午前の質問にも出ておりましたが、私の再問の審議上、再度私からもお尋ねをいたします。 当初搬入路は櫛木側の国道から計画していたものが、本体工事の完成に間に合わないということで、当面市道明神日出線から入る進入道路を搬入道路として使うと計画を変更したわけでありますが、当面というのはいつまでのことなのか、伺いたいと思う、私からも伺いたいと思います。 次に、市道明神日出線に係る若干の地権者のうち、用地買収の同意が得られない方がいるとも聞き及びますが、市道道路事業が進まないと、18年度に焼却場が完成しても供用開始ができないという事態になるとお聞きしますが、その場合どうするつもりなのか。土地収用法による強制執行まで考えているのか、これまた市長自身の口でお答えください。 単に事業の手続等の内容ならば、部長等の答弁で十分でございますが、私が聞いているのは、あくまで「公正と対話」が公約の市長としての真意と決意のほどを伺っておりますので、その辺のところをお酌み取りください。答弁により再問さしていただきます。     〔市長 亀井俊明君登壇〕 ◎市長(亀井俊明君) 坂東議員の御質問にお答えを申し上げます。 地元地域の皆さん方への対応につきましては、さまざまな御議論がございまして、これまで意思の疎通に欠け、誤解を招くようなことがあったかもしれませんが、以前から私の基本方針は、基本姿勢は公正と対話ということでございまして、今後とも決して揺るぎのないものでございます。 公務の都合上、今後の地元説明会にすべて出席するとは申し上げられませんが、できる限り地元の皆様方とは誠意ある話し合いをさせていただきたいと考えておるところでございます。     〔「小休」と言う者あり〕 ○副議長(橋本国勝君) 小休します。     午後2時7分 休憩     午後2時9分 開議 ○副議長(橋本国勝君) 再開します。     〔環境衛生部長 長浜 宏君登壇〕 ◎環境衛生部長(長浜宏君) 坂東議員の御質問にお答えをいたします。 1点目の18年度中の稼働に向けた本体工事のタイムリミット並びに関連作業や諸手続についてのタイムスケジュールでございます。 まず、機種の選定はもちろん、新ごみ焼却施設建設に向けたさまざまな書類整備が義務づけられておりますが、これら資料づくりの基本要素ともなり、重要なウエートを占めますメーカー選定審査会でございますが、これまで都合6回の審査会が行われ、現在公募基準を満たしたメーカーからの技術提案をいただく段階となっておりまして、来年2月末に答申をいただく予定となっております。 次に、廃掃法第9条の3第1項等に基づく生活環境影響調査でございますが、秋季、冬季、春季、夏季の四季調査としての気象観測を初め、前回調査の補足調査を行いますが、15年度から2カ年事業として平成16年度10月の完了を見込んでおります。 続きまして、都市計画決定でございますが、都市計画法第16条の規定に基づく公聴会や、鳴門市都市計画審議会等を含み約6カ月を見込み、平成16年5月の完了を予定といたしております。また、このたびの開発面積は4.1ヘクタールの予定でありますことから、森林法に基づく知事との林地開発協議が必要であり、この期間を約6カ月と想定し、平成16年8月の完了を予定いたしております。 次に、工事用進入路及び搬入路でございますが、現在諸般の事情から工事が中断いたしておりますが、関係団体との協議が整い次第、できるだけ早く再開いたしたいと考えております。 なお、前年度の残工事を年度内に終え新年度予算が承認され次第、新年度工事に着手していきたいと考えており、この工事期間を10カ月と見込み、平成17年4月の完成を見込んでございます。 続きまして、造成工事でありますが、前述の各協議が終了する平成16年9月には現地着手し、約10カ月の工期で平成17年6月の完成を見込んでございます。 次に、プラント工事でございますが、造成工事と並行いたしまして平成16年11月の着工、約25カ月の工期で試運転期間3カ月を見込み、平成18年12月の完成を予定してございます。 リサイクルプラザにつきましては、所要の諸手続を終え平成17年8月の着工、約17カ月の工期で試運転期間3カ月を見込み、プラント工事と同時期の平成18年12月の完成を予定してございます。 以上のようなスケジュールに基づき、18年度内の操業開始に向けて全力を傾注いたしているところでございますので、御理解を賜りたいと存じます。 次に、ごみの搬入路についてでございますが、タイムスケジュールの中でも御説明させていただきましたとおり、工事期間や用地交渉等に相当の期間を要することが想定をされましたので、平成18年度の操業開始を最優先課題と判断し、当分の間、工事用進入路を拡幅し搬入路として使用することを決断いたしたところでございます。 櫛木からのルートについては、引き続き粘り強く用地交渉は続けてまいりますが、操業開始後の課題とさせていただきたいと考えております。よろしくお願いいたします。     〔建設部長 小倉眞穗君登壇〕 ◎建設部長(小倉眞穗君) 私の方からは市道明神日出線の周辺住民との対話及び合意形成について御答弁をさしていただきます。 明神日出線は瀬戸地区の皆様方の生活道路として、なくてはならない重要な役割を果たしております。しかしながら、落石や狭隘な山道、多くの通行量など、どれ一つとりましても安全な通行に支障を来しておりますことから、市道改良の最優先事業として取り組まなければならないと認識しているところでございます。 明神日出線改良事業を円滑に推進するためには対話が不可欠であると考えております。地権者の方々はもちろんのことですが、周辺の住民や関係者の皆様方には対話を重ねながら改良事業の重要性をより一層御理解いただき、御協力を得ながら進めていくよう努力してまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りますようお願いいたします。     〔6番 坂東成光君登壇〕 ◆6番(坂東成光君) やっぱり市長て、こうやって自分で答弁なしですわ。公約の公正と対話と。公約の公正と対話と、それもなしですわ。決意までなかったですわ。これはようわかりました、今回。 さて、それでは再問に移っていきたいと思います。 まず、本体工事の建設については18年度中の完成は間違いないというような感じでいただいたように思うんですが、地元の理解をどのような日程でこなせるのか、全然出てきてません。この点が18年度中に完成するかしないか、最大のポイントだと思うのですが、いかがでしょうか。まさか地元への説明をそこそこにして強行するというわけではないでしょうね。 このごみ問題は住民との対話が何よりも肝心であるにもかかわらず、現在まで真摯な対話をせずに来たことが反対住民の怒りを買っており、また職員の給与問題でも職員組合との十分な対話をせずに強引に議案を出したように、どれ一つとっても全部、市長あなたの誠意ある対話がないことに腹を立てとんですよ。 たちまちの話ですが、瀬戸町の地権者、まあOさんとしときますわ、名前出すと失礼やけど、その件でもそうですが、平成15年9月10日に浦代の新焼却場建設予定地の境界線問題で、おわびに伺うのに、市長あなた自身は参加せず、参加というか、あなたが先頭に立って行かんなんですよ、あなたいつも言いよんですよ、先頭に立って行くいうて。ところがあなたは行かずに、助役と収入役に交渉に行かしたようですが、そのように、あなた自身は嫌なところには自分は立たないという、市長自身の誠意のなさが交渉決裂になっております。 また、平成15年6月23日と24日に、地元木津住民が雨の中、座り込みをした件ですが、ごみの搬入をとめるとは、だれも地元木津の人は言ってないのに、あなたが勝手に地元の人に「約束が守れないときはごみの搬入をとめます」と言っておいて、約束が実行できなかったので木津の住民が座り込みをしているとき、このときも助役と職員にのみ住民と対話をさせておいて、あなた自身はドイツへ行きました。 例え話ですが、自分の家が火事に遭っているのに、自分の家の火も消さずに親友の新築祝いに出かけたようなもんで、このようなことは「  削除  」常識のない人間がすることです。あなたのドイツ行きはこれと同じように……。 ○副議長(橋本国勝君) 小休します。     午後2時19分 休憩     午後2時20分 開議 ○副議長(橋本国勝君) 再開します。 ただいま坂東議員の一般質問の中で不穏当と認められる発言がありましたので、後刻議長において記録を調査の上、措置することにいたします。 ◆6番(坂東成光君) あなたのドイツ行きはこれと同じようだとは思いませんか。6万5,000市民のごみ問題を一体あなたは何と考えているのか、理解に苦しみます。 平成14年7月2日、やはり同じ木津の問題ですが、覚書の更新という大切なことを、あなたがしないので、木津住民がごみ収集をとめるということがございました。このときもあなた自身は出ていかず、助役に対応さしております。 このとき、助役と地元団体との交渉の結果、木津住民に「ごみ収集再開の件を全戸に周知してから収集車を出す」との合意で助役が話をつけてきたのに、あなたが行かせた助役がまだ帰ってきて報告もしてないのに収集車を先に出さしてしまい、木津の団体役員の方や助役の信頼を失わせてしまいました。事ほどさように、先走りによる失敗を繰り返しております。 また、1年前に市の組合委員との交渉のとき、市長は「人事院勧告で2%プラス鳴門市独自で3%、合計5%切り下げします」との発言で、組合員から「人事院勧告の2%遡及の交渉であって、プラス3%の話し合いではない」に対しまして、市長は「超勤カットに対して組合員が協力しなかったので鳴門市の財政が苦しくなった」と答え、また組合員からの「5%の根拠は何ですか」と、また「5%のカットで赤字債権団体に落ちないと言えるのか」との組合員の問いには何の返事もせず……。 ○副議長(橋本国勝君) 小休します。     午後2時22分 休憩     午後2時22分 開議 ○副議長(橋本国勝君) 再開します。 ◆6番(坂東成光君) 組合員の問いには何の返事もせず無視というか、市長特有のだんまり戦術だったそうですね。これがあなたの言われる公正と対話です。 次に、先日代表質問の中で「瀬戸地区の住民に真意が伝わったのか」という質問に対してですが、市長あなたはまともに答えず「夜間にもかかわらず大勢参加され、2時間もの長きになりましたが意見交換が行われました」と答えましたが、これを瀬戸町以外の市民が聞けば、あたかも正常な話し合いがなされたかのようですが、全くそうでなく、クレームばかりの2時間だったようですね。このときもそうですが、質問と関係のない自分自身の自慢話は声高く口数多いが、自分の不利な質問が出ると、またまただんまり作戦でした。地元住民が求めているのは、あなたの公約である公正と対話なんです。 そこで改めてお聞きします。 今後地元説明会で、あなたが先頭に立って誠意ある対話をしていく気があるのか、お伺いします。 次に、搬入路についてでありますが、部長が答えて、答えてくれたんか、ちょっと聞き漏らしたんで、「当面工事用進入路として使うと言っておりますが」というんは、当面とはいつまでのことかっていうことに関して答弁をいただいたかどうかわかりませんので、ちょっと再度お伺いしておきます。 先ほどの答弁で、進入路の残工事を本年度内に終えるとのことですが、現在の進捗率と、どういう残工事が残っていて、工事期間はどのぐらいかかるのかをお伺いします。2点ですね。 ところで、この進入路の件に関してですが、泉井氏の裁判で、市長、あなたは進入路ではないということで勝訴しましたということは、木津や瀬戸住民はもちろん、議会や市民に対して進入路工事は本体工事の一部であると言っていたのは、やっぱりうそだったことが明らかになりました。これですよ、裁判のやつです。もう字が読めんのやけど、裁判書記官何とか云々とか書いてありますわ。 関係者や議会に対して謝罪する気あるんかな。これは質問でないんでね、あなた謝る気があるんか、考えといてください。このたび高松高裁、高松高等裁判所に対して控訴になっているから、まだまだ裁判中でありますと逃げるのですかと言うときます。 徳島地方裁判所の判決文を見る限り、あなたが組合解散を急いだのは、本体工事を市民のために一日でも早くするためでなく、この裁判に勝つためだけだったとしか思えません。つまり一部事務組合の事業とされていたならば、あなたの政治生命は絶たれていたわけです。 また、最近手に入れました藍住町の全員協議会の資料の中に、「鳴門市・藍住町環境施設組合の解散における財産処分について」という資料の中に、一部事務組合の解散に当たっては、構成団体の議会の決議を経て協議するとなっているが、その協議内容は──こういうやつがあるんですけどね──協議内容は、1、組合を解散すること。その期日。2、財産処分である。この組合解散における処分の対処となる財産は、行政実例によれば、地方自治法237条に規定する財産とは必ずしも一致せず、歳計現金や公用文書類は財産処分の対象とならず、事務継承に当たるとされているという法的解釈のもとで、藍住町議会では現金は全額鳴門市のものとなるとの解釈でいたのにかかわらず、あなたの独断で残金の9割に当たる5,700万円ものお金を藍住町に渡してしまいました。道義的には別ですが、0円でもよいのに5,700万円も渡したんですよ。例えは悪いんですが、敵が無条件降伏を考えているときに、味方の大将が白旗を振って降伏してしまったようなものです。鳴門市を赤字債権団体にさせないためにと、市の職員954人の給料2,400万円をいとも簡単にカットした人と同一人物であるか疑います。本当に鳴門市のことを考えているのですか。 質問要旨の3点目の市道明神日出線に関しましては、新焼却場のような失敗の失政を踏まないように、地元住民との対話を十二分にしてから工事にかかりますよう要望して、この答弁に関しましては了としておきたいと思います。 再問により、答弁により締めくくりをさしてもらいます。     〔市長 亀井俊明君登壇〕 ◎市長(亀井俊明君) 坂東議員の再問にお答え申し上げます。 私の基本姿勢は、公正と対話ということでございます。この基本姿勢は、今後とも決して揺るぎのないものでございます。今後とも誠意ある話し合いをさせていただきたいと考えておるところでございます。     〔環境衛生部長 長浜 宏君登壇〕 ◎環境衛生部長(長浜宏君) 先ほどのごみ搬入路について再度御答弁を申し上げます。 工事期間や用地交渉等に相当の期間を要することが想定をされますので、平成18年度の操業開始を最優先課題と判断し、当分の間、工事用進入路を拡幅し、搬入路として使用することを決断したところでございます。 続きまして、工事用進入路の進捗率と残工事の内容、またこれに要する工事期間はどの程度かとの御質問でございます。 工事用進入路の現在までの進捗率は75.44%でございます。 また、残工事の内容といたしましては、市道明神日出線と工事用進入路の取り合い部にありますオープン水路、延長27メートルを暗渠水路に改良する工事、及び濁水処理を行う沈砂池築造工事、全延長68メートルのうち19メートルが残工事となっております。 なお、これらに要する工事期間につきましては50日程度を予定しております。御理解を賜りたいと存じます。     〔6番 坂東成光君登壇〕 ◆6番(坂東成光君) 一応これで私最後の登壇になるわけですが、「公正と対話は揺るぎない私の信念です」、聞いとって恥ずかしい、傍聴してる人、思いません。あんたの真意を伺いたいと言ったんですよ、今僕。一番最初、初頭に。その自分の真意しゃべらんと。 私もいろいろな集会所やあちらこちらの集会所へ行かさしてもらいました。都合が悪うなって返事したん見たことありませんわ、本人の。横から職員が必死になって弁明はしてます。弁明っちゅうんか、陳弁ちゅうんか知らんのやけど、それいっぱいやってるけどね、かわいそうなな、職員も。思いと違う言葉を出さんなんちゅうんはつらいだろうと心中察するところがあります。 ほなけど、公正と対話は揺るぎないという、ここで堂々と言えるっていうんがすばらしい。あなたはやっぱりすばらしいですわ。さすが県議3期、市長2期の市長ですわ。 これで最後ですので、締めくくりに入っていきたいと思います。 これ高速道路の場合、僕は土建屋でないんで、建設業関係とかそういう仕事でないんで、素人なんで、工事がどの辺まで行った、どないかはちょっと余りわからんのですけどね。高速道路、高速自動車道がつきましたよね、高松につながって。何かあの工事をやってるときにちょっと話ししよったら、山を切る、それから崩れてこんように木を植えるとか、セメントで抑えるとか、そういった工事も全部こうしていって、あと舗装だけを残すっていう形の中で完成率っちゅうんか、竣工率っちゅうんか、そういうものが約90%近くは終わったと、このときに初めてもう終わりに近いというような形で。 ところが、このたびの進入路か搬入路かどっちやら、まあそのときそのときで変わってくるんで、あしたになったらまた変わっとうやわからんのやけど、とりあえず搬入路の支払いのことなんですけど、進入道路の工事総額3,370万5,000円に対しまして、平成14年10月15日に前渡金として1,340万円を支払って、平成15年2月25日、進行検査後、75.44%で1,149万7,000円を平成15年4月10日に部分払いとして合計2,489万7,000円を払ってますね。これ、私の知る限りなんですが、どこをもって進捗率を75.44ちゅうんかわからんのですけどね。 私が見たんは、本体工事の一部であるとあなたが言い切ってどっかの神社でやってくださいと、これが竣工式かなんやとかいう形の中で、工事が始まりましたよね。立木が何百本か何十本か知らないんやけど切って、土のうをまだ積んでたか積んでないかわからないんですが、その工事の途中で濁り水が出たとかいうことで、北泊の方から漁に影響があるいうことでちょっと工事やめてほしいというような話があったのか、今現在僕から見たら、立木を伐採しただけで工事はいまだとまったままのように思うんですけど、地元の人どない思うとんか、ようけ進んどうぞという人がおったら、また教えてください。これが95.44%、何や計算したらこうなりますと職員は言うんやけどね、これが今の鳴門市の計算の仕方ですわ。 ほんで、この土地に関して、前助役が法務局備えつけの公図ですね、虚偽の認定をしたとのことで徳島地方検察庁に告発されておりますが、この辺も工事の進捗状況に影響するのではないんですか。 この件に関して、私は再三再四質問してきましたが、市長は一部事務組合の件なので本議場での発言は差し控えますということで、とうとうしらを切り通してきましたが、事あるごとに自分の歳費のみ削減したかのごときの発言を繰り返して言っているかと思えば、単独事業によって鳴門市の負担はたった8億円だけふえるだけとも、いとも簡単に言っておりますが、無神経きわまりないものがあるん違いますか。それらのツケが住民の支払う各種手数料──先ほどのやつ、こちら、告発状ですね。徳島地方検察庁検事正ということで──それなるツケが住民の支払う各種手数料の値上げ、敬老年金の見直しと、きれいな言い回しですが、しょせん弱者切り捨ての敬老年金のカット、支所と各施設の撤退、病院、保育所等の民営化などなど、特に土木事業の大半が50%の削減で、6万5,000市民にとって最も関係のある市道の維持補修費はもともと年間約1億円あった予算が、本年度におきましては半分に落ち込んでおります。穴あき道路での子供やお年寄りの事故が多発しているのに、予算を削って削って、一体どうするつもりなんですか。子どものまち宣言が聞いてあきれ果てます。 メーカー選定審査委員会の件ですが、先ほども秦野議員が言っておりましたが、公募などで機種について専門的にわからない素人の委員を選んで、公明正大と胸を張って言っておりますが、焼却炉を決める大事な審査会をはき違えとるんと違いますか。プロポーザルに名をかりて、自分の思うメーカーと裏取引をしていれば落札できると、ちまたでうわさされてますよ。 先般、私のところへ来ました白紙撤回を考える会から来た手紙の中に「私たちが行政に要請しておりました対話集会は、前回平成14年4月7日以来1年6カ月余り実現しませんでした。その間、地元無視での進入路への強行着手や」云々ということで、こういうものが来とんですけどね。さっき「公正と対話を決意しております」いうて、どこへ行ったんかわからんけど、「揺るぎないものです」ちゅうたんですか、これどこへ行ったんですか。そないいうて書いてきとんですよ、白紙撤回を考える会で。住民無視して勝手にどんどんどんどんどんどんやってるって書いてきてるんですよ。 また、組合では市長は着工を、組合で行くと着工まで3年スタンスがかかると言っておりましたよね、環境アセスで。組合を解散すればすぐにでも着工できるっていうことで組合を解散しました。この間ね。1年半になりますね、言い出してから。これ、ほなけど何ら工事は進展しておりません。組合解散があなたの保身であって、組合を解散したことによって本当に早まったんだろうかと、結果的に近隣の町の信頼を失い、将来の鳴門市発展の芽を摘んだような気がするわけです。 焼却炉の件でありますが、あなたがよく炉が壊れるので一日も早く直したいちゅうことで、炉が壊れる、炉が壊れるいうて、市民に対して恐怖心をあおって、一日も早く新焼却場をつくらなければというので、私焼却炉の見学に行ってきたんですよ。こんな格好でないと入れないんですよ、焼却炉の中って。これではわからんだろうけん、これが私の顔です。顔わかるようにアップで撮ってもらったんです。この中へ入って見てきたんです。 ほんでまあその中で、職員にこの指差しさわるところがあるわね。ここはどういうことなっていうことで聞いたんやけどね、自分がこうやって行ってみて、炉を見て、さわって、やってみましたが、それと、炉の関係のある人ともこのことで、この件で話をしたんですが、あなたの言いよう言いわけって、言いわけ、全く別もんでしたわ。炉が古いからすぐに壊れるというのでなく、メンテナンスをいかに行うかが重要であるとの認識がしてきました、見た結果。市民のためでなく、単に炉を買うのが目的であったような気がします。 あなたはすばらしい市長です。職員を5年間走らせておいて、あなたはドイツと市長室に座ってるだけで木津住民同士、瀬戸町住民同士で対立感情を持たせました。 また、木津の方からこういうことを言っといてくれと言われましたんで、木津から先に出ていけとは言ってはない。あくまで市長の方から木津から出ていくとの発言であるので、木津地区住民は理解しております。市長が言い出したと、うちの方から行けと言ってないと、木津地区住民はそう理解してますと、あくまで市長が言い出した。しかるに他地区、特に瀬戸地区において、木津から追い出されるかのような発言をして木津住民と瀬戸住民との争いになるような発言をしてほしくない。これをぜひしゃべっといてくれと言われたんで、言うときますわ。 ところで、18年度中に新焼却処理施設ができないとき、市長、あなたはどのようにするつもりですか。責任とって市長をやめるんですか。また、だれかの責任にするんですか。 最後になりますが、以前私は市長に漢文で言葉を贈ってきた記憶があります。理解できてないんか、何も進歩してくれてないんで、このたびは漢文をやめました。英語で行きます。小泉首相がアメリカのマスコミに言われたんかなあ。私が市長に贈っておきます。「ノー・アクション・トーク・オンリー」と。 以上で私の全質問を終わります。御清聴のほどありがとうございました。 ○副議長(橋本国勝君) 本日の一般質問はこれで終わります。 明12月4日は午前10時から再開いたします。 本日はこれをもって散会いたします。     午後2時47分 散会...